1994年、埼玉県生まれ。高校卒業後、陸上自衛隊に入隊。以来、2任期4年を務めたあと自衛隊を退職、2017年に株式会社サントスに入社した。静岡営業所に赴任して、1年目に「運行管理者」の資格を取得するなど努力を重ね、社内の信頼を獲得。営業所内のマネジメント業務とドライバー業務の両方を担い、責任の重い業務を任されている。
ネット通販の隆盛などで業務量が増える一方で、運輸業界の人手不足は深刻という。その中で、他業種からの人材確保に積極的に取り組む運輸会社が株式会社サントスだ。社員の成長と仕事へのモチベーションを促す仕組みを重視する姿勢に共感し、自衛隊というまったく異なる世界からの転身をはかったドライバーのウエハラ氏。今の仕事に賭ける新たな使命感とはどんなものだろうか。
私は商業高校の出身なので、自衛隊を辞めて就職する際には、事務職を希望していたんです。そんなときに、自衛隊を退職した人を対象にした企業説明会があり、そこがサントスとの出会いでした。他の会社は人事担当者が説明に来ていたのが、サントスだけは社長の山本自ら参加していて興味をひかれたんです。
話を聞いてみると、社員の福利厚生、能力を正当に評価して成長を促す仕組み、家族と過ごす時間やプライベートの時間を尊重してくれる考え方、また社員を「人財」と位置付けているという話などを聞いて、すごく従業員ファーストな会社だなと感じました。事務職の仕事も可能ということもあり、ぜひお世話になりたいと決めたんです。
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1カ月くらい経った頃でしょうか。次第に、ドライバーの仕事もおもしろいな、と思うようになっていったんです。最初は配送の仕事と聞くと、毎日倉庫に荷物を運んで淡々と終わるようなイメージをもっていました。でも実際は、食品をスーパーなどに運ぶだけではなく、納入先の担当者とコミュケーションをとる機会が多かったんですよ。人と人とのつながりがベースになる仕事なんだなと感じたんです。
「君はいつも時間どおりに来てくれて助かるよ、ありがとう」とお客様から感謝の言葉をかけてもらえることもあり、それが何より嬉しかったんです。自衛隊のときは、お客様に喜んでもらえるという感覚を味わったことはなかったので(笑) 純粋にこういう仕事っていいなって。
また自衛隊は集団での行動が基本で、なにかトラブルがあった時には常に周りが助けてくれていました。でもドライバーの仕事は基本は1人で遂行します。自分で考え、判断し、あらゆることに対処しなければならない。自分の介在価値をダイレクトに感じることができるんです。そんな余白の大きい仕事に、やりがいを見出していましたね。そして2カ月くらいが経った頃には、もう事務職という考えはほとんどなくなっていて。知らず知らずのうちにドライバーという仕事に魅了されていました(笑)
たとえば、安全という面の追求はもちろん、人のために自分が全力を尽くす精神は、自衛隊のときに徹底して教わった考え方です。他者が苦しんでいるときには、必ず助ける。自分よりも周りを優先する犠牲的な精神を持つことは、自衛隊では当たり前だったんです。実はその利他主義の考え方が今の仕事ですごく生きてることに気付いたんです。つまり、私が当たり前のようにしていた相手への配慮や気遣いが、お客様にとっての「特別」になっていたりする。わからないものですね。まさか前職の経験が生きてくるなんて思いもしなかったですから。
そしてもう一つ、自分のポリシーとして前職から大事にしてきたことが「何事も妥協しない」ということ。私の場合、突き詰めすぎて、体がもたなくなることも多かったんですが(苦笑)自衛隊内の駅伝大会の話ですが、練習で足を痛めたのに走り続けて、本番で走り切って疲労骨折したこともあります(笑)。昔から、決めたことは徹底的にやらなければ気が済まないし、そうしないと自分が許せない質でしたから。
その姿勢は今も変わりません。たとえばドライバーの仕事では、時間を絶対に守ること。道路状況などが日々異なる前提のなかで、決して遅れることのないよう、事前に抜け道を調べたり、最短ルートを測っておくなど周到な準備を欠かしません。もし遅れるようなことがあると、とにかく悔しい。どうにかできなかったのか…と自分を責めてしまうんですよ。
▼安全へのこだわりには、前職の自衛隊時代に徹底して教わった精神の賜物
上司から「試験があるから受けてみるか?」と運行管理者の資格のことを聞きました。またとない機会だと思い、即答で「やります!」と答えたのですが、まったく知識のない中で、一からの勉強は大変でしたね。仕事から帰って、1日8時間は机に向い、教本を頭に叩き込む毎日。試験2週間前の追い込みでは、睡眠時間は2~3時間に削って勉強に集中しましたね。そこまでやれとは言われてないのですが、妥協できない性格ですからね(笑)
今は点呼業務のほかにも、乗務員の健康診断や適性検査の結果などを台帳にまとめる作業や、運転の稼働時間の集計、運転時間が法的基準を超えていないかどうかのチェックなども任されています。それと並行して、もちろんドライバー業務も行っていますよ。
もともと自分が事務職を希望していたことで、そうしたマネジメント業務とドライバー業務の両方をやらせてもらえているのだと思いますが、それぞれやりがいと責任を感じて取り組んでいます。昔の自分じゃ想像できないほどのキャリアを歩んでますよ。
▼ドライバーの業務の傍ら、「運行管理者」として全ドライバーの安全管理も担っている。
ドライバーの仕事を経験してみて、今まではスーパーに品物が並んでいるのは当たり前だと思っていましたが、その裏で毎日24時間、昼も夜も関係なく、ドライバーの人たちが荷物を運んでいるからこそ成り立っているのだと知りました。
やっぱり、誰かの役に立てる仕事をするのが、自分にとって最もやりがいのあることなんです。それが、商品や荷物を安全かつ時間通りに運んでお客さんに喜んでもらうことで、自分が役に立っているという実感として日々得られる。そのことの大切さを、ドライバーの仕事を通じてあらためて知ることができました。
自衛隊のときには、誰かの役に立つ、ということをモチベーションにしなければ、日々の厳しい訓練も完結できませんでした。自分のためという気持ちでは、妥協が入ってそこまで頑張れないんですよ。でも人のためなら最後まで頑張れる…。その気持ちは、ドライバーとなった今も変わりません。お客様のためであり、会社のため。自分でない誰かに喜んでもらうためなら、全力でやり抜くことができる。そうしたやりがいや使命感を日々感じながら、この仕事を頑張りたいですね。
サントスはドライバーの地位向上に力を入れています。ドライバーの方が働きやすい環境を作るにはどうしたら良いか?を
本気で考えているので、制度や福利厚生がかなり充実。気になった方はぜひご応募ください!
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