ゴルフショップの店員をしていた若者が、家族をもったことを機に、「かせぐため」にトラックドライバーへ転身。ここまでは、ありふれた物語だったかもしれない。だが、ここからニシオ氏のキャリアヒストリーは異色の展開をみせる。組織マネジメントや営業所の運営に関心をもち、「上をめざす」と野望を燃やしているのだ。サントスに入社して、なにが変わったのか。ニシオ氏の視点で語ってもらおう。
「ニシオは遠慮しすぎだよ」。未経験からトラックドライバーへと転身し、サントスで働き始めてしばらくしたころ、上司からいわれた言葉です。沼津営業所のメンバー、荷主や配送先の方々、そして物流センターで出会う同業の方々。まわりは年上の方ばかり。そんななか、誰かに話しかけるきっかけがつかめず、一歩引いていたんです。世代が違うことを理由に、コミュニケーションをはかることにおじ気づいてしまった。
でも、上司が指摘してくれたおかげで、その臆病風を吹き飛ばすことができました。それ以降、自分から話しかけるようになりました。相手が年上であっても、仕事として伝えなければならないことがあります。よい仕事をするためには、年齢の壁にひるまず、積極的にコミュニケーションを取っていくことが大切。「若造がなにをいうか」というリアクションを恐れて黙っていたら、なにも変えられませんよね。
実際、私が意見を上申したことで、職場のルールを変えられたこともあるんです。ドライバーの労働時間をより公平にするための改善提案をしたところ、上司がそれを採用してくれて、実行に移すことができたんです。日ごろから、所長や主任をはじめ管理職の方たちが、部下が意見をいいやすい環境をつくってくれているおかげでもあります。仕事が終わったときには必ず、「今日はなにかあった?」なんて声をかけてくれますから。上司であろうと先輩であろうと、話しやすい雰囲気ができあがっています。
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それに、私自身が過去の経験で磨いたスキルもあります。サントスに転職する前は、ゴルフショップの店員として働いていました。業務としては、接客がメイン。当時のお客さんは年配の方が多かったので、言葉づかいには気を付けていました。あとは、お客さんに話しかける際、相手に興味をもってもらおうと、「つかみ」を意識して話すようにしていました。
そんな前職で磨いたスキルが、サントスに入社してから活かせることに気づきました。業務でかかわる年配の方と話をするとき、わりあいにスムーズに話せましたから。ドライバーはモノを運ぶだけの仕事だと思われがちですが、配送先の方や同業の方と会話するのも、大事な仕事です。とくに、私はいま24歳ですから、同業者や配送先からみて若い部類なようで。ありがたいことに、かわいがってもらっています(笑)。でも、甘え過ぎることなく、「大切な荷物をしっかり届けるプロですよ」という姿勢をお見せできたらと思っています。
トラックドライバーの仕事を志したのは、単純に「かせげそうだから」でした。当時、結婚して子どもをさずかったんです。「きっと、トラックドライバーの仕事は激務なんだろう。でも、なんとか耐えよう。愛する家族のためなんだから」と。でも、働き始めてみたら、じつはそんなに激務ではなかった。サントスは、公休はしっかり取得でき、有給休暇の取得も推奨していますから。「激務」「長時間労働」はつくられたイメージなんだな、と思いましたね。
また、日給月給制の給与体系なので、がんばったらがんばったぶんだけ、報酬が得られます。おかげさまで、転職前に比べて2倍近くの手取りになり、家計は安定しました。
1台のトラックには、何百万円という価値のある商品を乗せている――。ドライバーとして過ごすうちに忘れがちなことですが、私はそこに大きな責任を感じています。ときどき、荷卸し中に起こってしまった物損事故の金額を聞くと、ぞっとしてしまうような額ですから。また、スーパーで陳列している商品を目にするたび、「これが何十個も入ったカゴを何十台も乗せて、トラックを走らせているんだな」と実感します。「みなさんの生活を背負っている」といっても過言ではないので、なにかあってはいけない。身が引き締まります。
荷物を無事に届けた際、お店の方から「ありがとう」といわれるのが、ドライバーの大きなやりがいです。それにくわえて、私の場合は沼津営業所の立ち上げのときに入社した、オープニングスタッフですから、営業所をゼロからつくりあげていくことに参加できました。少なかったスタッフが増え、トラックが増え、仕事が増え、営業所の規模が大きくなっていく――。当初、私たちが描いていた想いが、次々にカタチになっていっています。貴重な経験でした。
今後、さらに成長していく営業所のなかで、私がめざしているのは、社員の働きやすさをもっと追求できる立ち位置。うちの営業所でいうなら、所長のポジションです。入社してしばらくは、「トラックドライバーはかっこいいな」と、トラックを運転しているだけで満足なヤツでした(笑)。でも、しだいに「どうしたら現場がよりうまく回るのか」という課題を追求したい気持ちがめばえ始めたんです。
そのきっかけのひとつは、所長の久川の存在。私が入社した当初、久川は先輩ドライバーのひとりでした。初心者の私が運転するトラックに同乗して、指導してくれました。その後、すぐに主任になり、代理に昇任し、もう営業所の所長になっている。私にとって、つねに身近な存在であり、手本となる存在です。昇進のスピード感も、久川を基準に考えています。
もうひとつの要因は、人とのコミュニケーションの重要さに気づいたこと。自分から人に話しかけるように意識した結果、いろんな方の意見を聞きとれるようになってきました。そのなかで、職場への不満だったり業務上の課題だったり、改善の余地に気づける。私はそれを活かして、よりよい職場環境をつくっていきたいんです。早く私自身がカジを切る立場になって、より働きやすい環境をつくれたらいいですね。
サントスはドライバーの地位向上に力を入れています。ドライバーの方が働きやすい環境を作るにはどうしたら良いか?を
本気で考えているので、制度や福利厚生がかなり充実。気になった方はぜひご応募ください!
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