竹内直輝
◆入社年:2015年
◆出身:埼玉県
◆趣味:邦楽ロック・バスケットボール・読書
未経験からバイタルエリアに入社して10年目の竹内直輝。いまではメガバンクのシステム開発プロジェクトで、一部、設計をまかされるまでに成長しています。前職では大手アパレル会社に勤めていたという竹内。どうしてITエンジニアに転身し、どうやって一人前になれたのか、本人の口から語ってもらいました。
「この先のキャリアがどうしても見えない」
バイタルエリアに入社する前は大手アパレル会社に勤めていました。店舗スタッフからスタートしたんですが、店長までのキャリアはイメージがわく。でも、そこから先のキャリアがどうしても見えなかったんです。店長の次にどんなキャリアポジションがあるのか。大企業だったこともあり、店舗と本社との距離感が遠くて。本社でだれが、どんなふうに働いているのか、全然わからなかった。そのなかのひとつが、私が店長の次にめざすべきポジションのはずなんですが。
どうせ仕事をしていくなら上をめざしてやっていきたいのに…。そんな思いがつのり、退社を決めました。その後、再就職活動をしていくなかで、バイタルエリアに出会いました。正直、システムエンジニアがどんな仕事なのか、かいもく見当がついていませんでした。でも、アパレルの世界でキャリアアップしていくのを断念した私にとって、次に進む世界はどこでもよかった。「ものはためし」と思ってバイタルエリアの面接を受けに行ったのです。
面接では社長の上田と話しました。印象は…。そうですね、「採用面接というよりは日常会話みたいだ」と思いました。前職での仕事上の悩みから、趣味のことまで、いろいろ聞いてくれた。「自分のことを知ろうとしてくれている」。それがうれしかった。一方、社長のほうも、どれだけサッカーのことが好きで打ち込んできたかとか、エンジニアとしてどんなキャリアを積んできたかといったことを、時間の許す限り話してくれました。「面接」という、かたくるしさや、緊張感はまるでありませんでしたね。こんなふうに気さくに社長と話せる。「ここで働きたい」という想いが生まれ、入社を決めました。
つねに完成形をイメージする
入社後は、まず3ヵ月間、システム開発の基礎を学ぶスクールに通わせてもらいました。その後、システム開発の現場で実践的にスキルを身につけていきました。どの現場にも、バイタルエリアの社員が複数、入っているので、なにかわからないことがあれば教えてもらえる。そういう意味で、「教育体制はしっかりしているな」と。
先輩から教わったことのなかで、いちばん心に残っているのは「完成形をイメージしなさい」。開発プロジェクトは、規模の大きいものになればなるほど、ひとりのエンジニアが担当するタスクが細分化されていきます。システムが全体としてどんなカタチになるのかイメージできていないと、担当タスクを遂行するときに、完成形にぴったりはまらないことが起きる。まさにムダな努力をしてしまうんです。そのことを先輩に教わってからは、つねに、なんのためにこのタスクがあるのか、目的を明確にする意識をもつようにしています。
実際、全体的な完成イメージをもったうえで、自分が担当する部分をつくりあげると、その担当する部分が完成したときではなくて、システム全体リリースのときが、いちばんうれしくなる。仲間と一緒にプロジェクト完了を喜べますし、システムそのものにも愛着がわくんです。エンジニア、というのは本当に奥が深い仕事だなと感じています。
メガバンクのシステム開発で設計を担当
現在は、メガバンクで、融資関連業務システムの開発から保守までのプロジェクトに携わっています。プログラミング業務もありますが、最近では一部分の設計をまかせられるなど、少しずつ上流工程が増えてきています。そのぶん、責任感も増しますが、「がんばろう!」という気持ちで日々取り組んでいます。
入社5年目となったいまは、お客さまが「こういう方向で進めていきたいんだな」といった、システムのめざすところ、本質的な部分を把握できるようになってきたと思います。プロジェクトを進めていくなかで、より使い勝手のよいほうへ仕様を変更することが、しばしばあります。このとき、本質を見失ってしまうと、仕様変更によって、かえってシステムが目的を果たせないことも。しかし、本質さえつかんでいれば、正しい方向に向かって注力することができます。
そのために、お客さまとのコミュニケーションは欠かせません。つねに原点に立ち戻り、「〇〇を実現するためのシステムでしたよね」ということを確認します。そのうえで、仕様を変更するならどのように変えるか、本質を見失わないようにしながら決めていきます。コミュニケーション能力という点では、前職が接客業だったので、自信があります。
「ムリしなくていいよ」という会社だから、続けられた
いまでこそ積極的に仕事に取り組めている私ですが、じつは最初に配属されたプロジェクトでは、失敗してしまったんです。その案件は開発と保守を短いスパンで繰り返すもの。だから、つねに業務に追われてしまって。すべてがはじめて見聞きすること、手にすることだらけのなかで、タスクは手にあまるほど──。精神的に追いつめられてしまったんです。
それで、バイタルエリアの先輩社員に相談しました。その結果、現場を変更してもらうことができたんです。これが自分にとってはすごく救いでした。「ムリしてがんばらなくてもよい」っていう会社の姿勢が、とても大きかった。キャパを超えてしまって、いっぱいいっぱいになっているとき、「がんばれ」といわれてしまうと、逃げ場がないですから。たぶん、そういわれていたら、辞めていたでしょうね。
現場をいったん離れることができて、クールダウンすることができました。「自分のなにがいけなかったか」を冷静に考える時間をもてた。全体を見ずに自分のタスクだけを見ていたこと、よくわかっていないのに先輩に聞かずに作業してしまったこと──。よくよく分析してみると、基本に忠実にやっていれば、こなせていたはずの仕事でした。それからは、早め早めに、相談をすることを心がけるようにしています。この一件は、自分が成長するうえで大切なターニングポイントだったと考えています。
プライベートの時間をしっかり確保できる
バイタルエリアの先輩社員は、仕事のことを親身に聞いてくれる。「頼りになるなあ」といつも思っています。自分よりも活躍している先輩たちが多く在籍しているので、「こんなふうになりたい」という自分のキャリアポジションの見通しが立てられる。その点、前職でいちばん感じていた不満を、ここではまったく感じない。
入社前は「社長以下、サッカーをやっていた人が多いので、そうでない人は仲間はずれなのかな?」と心配していたんです。私はバスケ派なので(笑)。でも、まったくそんなことはなく、プライベートの話もよくするし、家族みたいな関係ですね。だれかが冗談をいうと、それに別のだれかが乗っかって、どんどん盛り上げていくノリノリな感じもあります。最初にそれを見たときは「高校の体育祭か?」と思いました(笑)。そんな社風をとても気に入っています。
もうひとつ、土日をしっかり休める点にも満足しています。長期の海外旅行に行くこともできました。前職のときはシフト制で平日のどこかで休みをとる、という感じだった。でもここでは、仕事以外でも、自分の知見が広げられる環境が整っている。それもこの会社ならではの魅力だと思います。
※「忘年会」での写真
※弊社の独自の制度「UNO大会」の様子
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