INTERVIEW
ウォーターサーバーのルート営業です。個人事業主として、3年ちょっとやっていました。でも、40歳にさしかかるころ、「この先ずっと、この仕事ができるか」と疑問を感じました。人口が減少傾向なのだから、水の宅配を頼む人が10年後・20年後に増えるとは思えなかったのです。それで転職を検討。タクシードライバーなら、65歳になっても、70歳になっても職種を変えることなく働き続けることができる。そう考えたんです。
じつは、前職の勤務先とワイエム交通のオフィスが徒歩1分ほどの至近距離にあって。活気ある様子を見ていて、タクシー業界に興味をもったんです。それで転職サイトに登録して数社にアプローチしたところ、いちばんレスポンスが早かったのがワイエム交通だったんです。これはもう入社するしかない。2019年5月に入りました。
なんの変哲もない道でも「ここを走れば近道になるな」ということがわかったり、流しでねらい通りのお客さまをひろうことができたり、「自分がステップアップしているな」と感じられるとうれしいですね。たとえば「昨日は〇〇エリアで成田までのお客さまを乗せた」という話を他のドライバーから聞いたとします。自分も同じように、そのエリアを流すんです。それで、ねらい通り成田空港に行くお客さまをお乗せすることができたりすると、「自分もレベルが上がってきたな」と思えるんです。
苦労したのは、自分が思い描いているように数字が上がらないときですね。スランプだったんだと思います。それを社長に話したところ「スランプになるほど、君のレベルが上がってきた証拠だよ」といわれました。それで気持ちがラクになり、数字が上がるようになっていきました。
手取りで54～55万円です。売上はお客さまがつくってくださるものなので、他力本願で、自慢できるようなことではないと思っています。お客さまがいるであろう時間に、お客さまがいるであろう場所に行けば、それなりの数字は上がります。でも最近、セオリーが通じなくなってきている印象もあるので、さらに精進しないといけないですね。
売上を安定させることです。上限はどこまでいってもいいのですが、下限を上げていきたいと思っています。プロ野球のピッチャーでも、エースと呼ばれる人は、三振が取れない不調の日でも、それなりにゲームをつくっていく。それと同じように、悪いときでもそれなりに乗り越えていくことができるようになりたいと思います。
