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【TOPインタビュー①創業ヒストリー】
ITインフラのエキスパートが興した、「エンジニアを一人にしない」会社

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PROFILE

今井 翔太(代表取締役)

万単位のエンドユーザーが使う公共機関のITインフラ整備プロジェクトで、入札時の提案から設計・構築・運用まで手掛けたエンジニア・今井翔太。インフラ分野のエキスパートとして腕を振るってきた今井が、2021年 4月 に立ち上げたIT企業がDRモビリティーズだ。「エンジニア一人では成し遂げられない大きな仕事をしたい」「エンジニアが現場で一人にならないようにフォローしたい」。今回は、その2つの想いを胸に起業したという今井を取材。会社設立の経緯や創業の想いを語ってもらった。

巨大公共機関のITインフラ整備を手掛けた

──最初に、今井さんがエンジニアとして手掛けた“代表作”ともいうべきプロジェクトを紹介して下さい。

では、ある公共機関のITインフラ刷新プロジェクトのことを、お話しします。これはDRモビリティーズ設立後に受注した案件ですが、私自身がエンジニアとして携わったもの。エンドユーザーが数万名に達するインフラの大部分を入れ替える、巨大プロジェクトでしたが、私はイチから携わることができました。というのも、公共機関ですから、プロジェクトを担うシステム会社は、入札で決めます。私の直接のお客様であるシステム会社さんから、「入札の提案書の作成を手伝ってくれないか」と依頼されて。私が作成の一部を担当した提案が公共機関側に認められ、見事に受注を勝ち取ったのです。
 
依頼を受けてから提案書の完成まで、6ヶ月くらい掛かったでしょうか。ポイントは、「運用コストを削減すること」と「災害時でもダウンしないシステムにすること」。その2つを同時に実現する切り札が、クラウドシステムの導入でした。管理するサーバの数を大幅に減らしたことで、ハードウェアの購入・設置・メンテナンス費用を削減できるのはもちろん、監視に当たるスタッフの数も、消費電力も大きく低減。運用コストを劇的に下げることができ、公費節約につなげることを盛り込みました。
 
そして、クラウド化によって、公共機関のオフィスが災害に遭い、職員さん達が避難したとしても、避難先から遠隔でシステムを操作することが可能に。災害時でもデータやシステムは被災せず業務を滞りなく進めていける。こうした点を評価していただき、提案を採用していただけたわけです。

──大地震が発生しても、公共サービスが中断しない備えを固め、生活を守ることに、今井さんが大きく貢献しているのですね!

そう言っていただけると、とても嬉しいですね。入札に成功した後、本格的に稼働がスタートするまでの約2年間、私はインフラ入れ替えプロジェクトにメンバーとして参画。基本設計から個々のシステムの設定、テスト、運用など、上流から下流まで大部分の工程に携わりました。全てのジョブに対してレベルの高いスキルが必要な業務を、完遂したことでエンジニアとして大きな自信がつきました。

「エンジニアになる」スイッチが入った中学時代

──そうした社会的影響の大きい、巨大プロジェクトを任されるエンジニアになるまでに、今井さんはどのようなキャリアを歩んで来たのでしょうか。

そもそも、私の中で「エンジニアになろう!」というスイッチが入ったのは、中学生の時。授業の一環で、様々な職業への適性を診断するテストを受けたところ、「ゲームクリエイター」と「システムエンジニア」が “適性あり”に。元々、私は幼少期から大のゲーム好き。それは「ユーザーとしてゲームをプレイするのが好き」だったわけですが、中学の時の職業診断の結果を見て、「そうか、ゲームを作る仕事に就くという道があるんだ!」と。
 
そこで、高校卒業後、CGが学べる情報系学部のある大学へ進学しました。当時、夢中になって遊んでいたのは、グラフィックが美しいゲームソフト。「こんな世界を作りたい!」と思ったのです。しかし、実際にCGに挑戦してみると、想像以上に奥が深くて。思うように描けず、挫折してしまいました。とはいえ、プログラミングの基礎は身につけられたので、就職では「このスキルを何とか活かそう」と。IT業界を軸に就活した結果、大手電機メーカー系列のシステム会社に新卒で入社。エンジニアとしてのスタートを切ったのです。

──順調に自己成長できましたか。

インフラ系のスキルを身につけることができました。入社後、すぐにマイクロソフトが提供するリアルタイムコミュニケーションシステム『Lync Server』を構築するプロジェクトに携わることになって。勤務先がSIerとして手掛けているプロジェクトの1つに、たまたま配属されたわけですが、その現場でインフラ周りの知識を得られた。すると、次もその知識を活かせる現場へ。それが続いて、インフラエンジニアとしてのキャリアを歩むことになりました。
 
インフラ系の仕事は、規模が大きい案件が多い。やりがいが大きく、「インフラを軸にキャリアを積んでいこう」と決めました。そこで、新卒入社7年目にSES会社へ転職。さらにインフラ系の実務経験を積んだことで、「1人でもやっていける」と。転職から2年後、フリーランスとして独立しました。

仲間と一緒に大きな案件を手掛けたい

──「フリーランスで食べていけるエンジニア」は、そう多くはないと思います。その自信を持っていた今井さんが、なぜ、後に起業することになったのでしょうか。

「エンジニアが一人にならない仕組み」が必要だと、痛感したことがきっかけです。「一人にならない」には、2つの意味があります。1つは、「一人では大きな仕事ができない」ということ。インフラ系のプロジェクトには大規模なものが多い。私がフリーランスのエンジニアとしてそこに参画しても、できることには限界があります。それに、プロジェクトが完了すると、携わっていたチームは解散してしまう。寂しさを感じていたこともあります。
 
これが、エンジニアの仲間を集めて、仲間と一緒にプロジェクトに携われば、より大きな価値を提供できます。プロジェクトが完了した後、そこでの経験値が加わり、よりスキルの高いチームとして、新たなプロジェクトに参画することができます。そうした体制を築きたいという想いから、起業に踏み切ったのです。

──「エンジニアが一人にならない」の、もう1つの意味を教えて下さい。

SESという事業形態では、現場でエンジニアが「一人になってしまう」ことがよくあります。所属先の会社から離れて、他の会社のメンバーとプロジェクトチームを組み、業務に携わる。所属先の会社のメンバーは他におらず、文字通り「一人になっている」ケースも多い。その孤独感から、メンタル不調になってしまうエンジニアも少なくない。
 
実は、私自身、新卒入社した会社をメンタル不調で休職していた時期があります。相談できるメンバーがいない現場で、一人で頑張らなければいけない状況が続いてしまったことが一因でした。「そんな悲惨な想いを、もう誰にも味わって欲しくない。エンジニアを一人にしないように、親身になってフォローする会社を作ろう」と。そうした想いから2021年4月、DRモビリティーズを設立したのです。

10年後には200名規模の会社にしたい

──DRモビリティーズがエンジニアファーストの経営方針を掲げているのは、そうした創業時の想いからなのですね。では最後に、今後の成長戦略を聞かせて下さい。

いま業績が順調に伸びていて、お客様から新しいプロジェクトへの参画を打診されても、「少し待って下さい」と。そうした状態を解消するため、今後は人材の育成と採用に力を入れていきます。10年後を目途に、200名体制へと規模を拡大する計画。そのためにも、今は私がエンジニアとして現場に出ていることが多いので、今後は徐々に経営業務にシフトしていきたいですね。インフラエンジニアとして現場で活躍したい方、経営をサポートして会社を一緒に大きくしてくれる方のご応募を、お待ちしています。

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