社長、今日も語ります
トーコの取材ノート

AI時代の勝ち筋は、“判断を手放さない”ことに尽きる

〜番外編|トーコ、社長に聞いてみたシリーズ〜
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こんにちは。バックオフィスで働くトーコです。
もう4月ですね❁
新入社員の方は、ドキドキの新生活を送ってらっしゃるんですね。
そんな日が懐かしいトーコです(笑)
思い出したくても、もう思い出せないくらい昔のことです....


✦ Column written by Re/CTO✦ 2026/04/03

前回の振り返り....

前回の第1弾では、ブラック本田が登場して

ーー AIが使えないって言う人ほど、だいたい仕事できへん

…という、なかなか強めの話から始まりました(笑)
でも、あの話の本質はこれでしたよね。

▼△▼△▼△▼△▼
AIが悪いんじゃない。頼み方(準備)が雑なだけ
▼△▼△▼△▼△▼

じゃあ次に出てくる疑問が、これです。

☑︎ AIが便利なのはわかった。でも、どこまで任せていいの?
☑︎ AIに任せすぎたら、逆に事故りそうじゃない?

ということで今回は、『 AI時代の勝ち筋は、“判断を手放さない”こと』をテーマに社長(以下 本田)に聞いて見ました。

ただ…これって精神論じゃなくて、ちゃんと理由があるんです。
その理由を本田が、ちょっと変な(でも面白い)切り口で話してくれました。

人間って、1日でどれだけ情報を浴びてると思います?

本田が最近調べたらしいんですが....
人間が1日で浴びる情報って、ざっくり計算すると

▼△▼△▼△▼△▼
約23.18テラバイト
▼△▼△▼△▼△▼

らしいです。23TBって言われてもピンと来ないですよね。
スマホが256GB(一番大きい容量)だとすると…
iPhone約90台分。128GBなら、約180台分

…人間って、毎日それくらいの情報を、目と耳と肌感覚で受け取ってるらしいんです。

その情報のうち、実際に“意識して使ってる”のはどれくらい?


本田の話では、人間が意識して使っている情報量は

▼△▼△▼
約70KB
▼△▼△▼

……え?ってなりますよね。

70KBって、スマホ何台分?というより、メモ帳1枚ぶんくらいの“超・小さい量”です。
つまり人間は、1日分の情報の中から “メモ1枚分”だけを選んで使っているイメージ。

本田の言い方を借りると、

ーー 人間って、ほとんどの情報を捨てて生きてるねん

この取捨選択って、実は毎日毎秒レベルで起きてるんですよね

☆★☆☆★☆☆★
【前回のコラム】AIあるあるを生み出す君たちへ
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AI・IoT事業部
☆★☆☆★☆☆★

じゃあ、その“取捨選択”をAIにやらせたらどうなるの?

本田がここで、ちょっと意地悪な質問をしてきます。

ーー じゃあこれ、AIに全部やらせたら人間いらんやん?

で、実際に「今あるサービスをつなぎ合わせて」人間と同じレベルでそれをやらせようとすると、いくらかかるか。
本田の試算では、

▼△▼△▼△▼
1日300万円
▼△▼△▼△▼

らしいです。(人件費は除いて、運用コストだけ)
めちゃくちゃ現実的じゃないですよね…。

もちろん、安くする方法はあるけど、その場合は情報を劣化させたり、精度を落としたりが必要になる。
だから結論として本田が言うのはこれです。

ーー 今のAIができひんことって、“ 情報の取捨選択 ”と“ 判断 ”やねん

技術的に「できる/できない」じゃなくて、現実的なコストで回るかどうかが壁になる、という話です。


だからこそ、“判断を手放したら負ける”


ここからタイトルに戻ります。
AIが得意なのは、

☑︎ 情報をまとめる
☑︎ 文章を作る
☑︎ それっぽい案を出す
☑︎ 可能性を広げる

こういう「処理」の領域。
でも人間が毎日やっている

☑︎ 何が大事かを決める
☑︎ 何を捨てるかを決める
☑︎ 目指す方向を決める
☑︎ 利害関係を含めて判断する

この領域は、今のAIでは置き換えにくい。
本田はこう言ってました。

ーー 利害関係の判断とか、“ 今回この人に価値を譲ろう ”みたいな判断って、いろんな人の状況まで見る必要あるやん

ステークホルダー * が増えるほど、必要な情報も増える。
*ステークホルダー=その判断に影響する関係者(社長・社員・取引先・お客様など)

そうなると、AIでやろうとした瞬間にコストも爆増します。
だからこそ、勝ち筋は――

▼△▼△▼△▼△▼
“ 判断を手放さない ”ことに尽きる
▼△▼△▼△▼△▼

AIは答えを出してくれる。でも責任は取ってくれません。
だから最後に「これで行く」と決めるのは人。
判断を手放すと、会社の方向性までAIに引っ張られていきます。

「AIがズレる」原因って、実はここ

ここで第1弾の話ともつながります。
本田がよく言う「アホがAIを使えば…」の話、あれって、結局こういうことだと思うんです。

☑︎ 目指す方向が曖昧
☑︎ 判断基準がない
☑︎ 何を優先するか決まってない

この状態でAIに聞くと、AIは頑張って埋めてくれます。
そして、それっぽく答えます。

でも、そもそもの判断がないから、出てきた答えが「ズレた」ように見える。
本田の言葉でいうと

ーー いい感じって言うてる時点で、定義がないねん

AIは万能じゃなくて、“ 判断がある前提 ”で最大限にパフォーマンスを発揮する相棒なんですよね。


そして怖いことに、AIに全て任せた瞬間に、会社は“ 他人の会社 ”になってしまうんです。
どういう意味かというと...

☑︎ 自分で考えて決める
☑︎ 自分の責任で選ぶ

ここを手放すと、どれだけAIを使っても最終的に“ 会社のカラー ”がなくなる、という話です。
例えば....

==========
売上を伸ばす施策をAIに考えてもらった
==========

出てきた案はそれっぽい....
『でも自社の文化や現場感と合わない』『 施策が空回りする』これ、よくあると思います。

AIは過去のデータや一般論をもとに出すので、“ 平均点の優等生案 ”になりがち。

でも会社って、本当は平均点じゃ勝てないですよね。
強みも弱みもクセもある。
それを理解して決めるのは、最後は人間なんです。

「AIに仕事が奪われる」じゃない。“判断できない人”が置いていかれるだけのこと

ここ、本田の言い方は割とハッキリしてます。

ーー AIが仕事を奪うんちゃう。判断できへん人が、置いていかれるだけや

怖いけど、現実的でもあります。
AIが増えるほど、作業はどんどん速くなります。
資料作成も、文章も、分析も、一定のところまではAIがやる。

だからこそ、価値が出るのは...

◆―――――――
・何をやるか決める
・何をやらないか決める
・出てきた答えを見て、最終判断する
・現場に落とす形に調整する
―――――――◆

こういう仕事なんです。
つまり、AI時代の主役は「判断できる人」です。

「判断を手放さない」って、どういうこと?

ここは誤解されがちなので、本田が補足してました。

ーー 判断を手放さないって、全部自分で考えろって意味ちゃうで

むしろ逆で、考える材料はAIに作らせていい。
でも、選ぶのは人間がやれ、ということです。
たとえば、

☑︎ AIに「選択肢」を出させる
☑︎ AIに「メリット・デメリット」を整理させる
☑︎ AIに「仮説」を作らせる
☑︎ AIに「反対意見」を作らせる

ここまでは任せてOK。でも最後は、

☑︎ どれを採用するか
☑︎ どの順番でやるか
☑︎ 誰が責任を持つか
☑︎ 現場にどう伝えるか

ここは人間が決める。
本田はこれを、

ーー AIは“ 判断の材料を出す係 ”。人間は“ 決める係 ”

って言ってました。わかりやすい( ˶˙º˙˶ )


判断を手放さない人が、まずやっていること


じゃあ「判断できる人」って、何が違うのか?
本田の答えは、これでした。

ーー 目的がクリアやねん

つまり、

☑︎ 何のためにやるか
☑︎ 何が成功か
☑︎ 何が失敗か

これが言語化されている人ほど、AIが活きます。
逆に、

☑︎ 目的が曖昧
☑︎ “ いい感じ ”のまま
☑︎ 何がゴールか決まってない

この状態でAIを使うと、それっぽいけどズレた答えが返ってくる。
そして「AIは使えない」って言い出す。
……前回の第1弾につながりますね(笑)

❁今日のまとめ❁



AI時代の勝ち筋は、“ 判断を手放さない ”ことに尽きる


☑︎ AIは処理が得意。でも判断は苦手
☑︎ AIに任せるのは「材料づくり」まで
☑︎ 最後の「決める」は人間がやる
☑︎ 目的と成功条件が明確な人ほど、AIが味方になる

AIって便利すぎるから、つい「答え」をもらいたくなるんですけど…
本田の話を聞いて思いました。

AIが賢くなるほど、人間側の“ 決める力 ”が問われるんだなって◡̈

次回(第3弾)は、「AIで失敗しない人は、“聞き方”より“準備”がうまい」
――実際にどう準備すればいいのか、具体例と失敗例でまとめてみます٩(´ᵕ`๑)و


/// 同じように悩む方の少しでも何かのヒントになれば.... ///

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