こんにちは。バックオフィスで働くトーコです。
昨日までエンジニアの方では、展示会でした。
トーコも今回は1日参加をしました( ≖ᴗ≖)
来週は福井!頑張ります〜
✦ Column written by Re/CTO✦ 2026/10/16
その記事は、会社が公式に認めていないAIを仕事で使ったことがある人を調べた内容でした。
一般社員は、38.1%。
まあ、分からなくもありません。
ChatGPTは便利ですからね。
ところが、管理職になると、
46.5%。
……ん?もう一度見ました。
管理職、46.5%...
部下より上司の方が、勝手にAI使ってるやん(笑)。
これは『AI白書2026』に掲載された、国内企業の経営者・役員・従業員310人を対象とした調査結果です。
こういう数字を見つけると、私は社長(以下 本田)に聞きたくなります。
『 ねえ、これどう思う? 』
いわゆる、< シャドーAI >
シャドーAIとは、会社が把握・承認していないAIを、社員が業務で利用することです。
情報漏洩やセキュリティの問題もあります。
だから私は、てっきり「 会社としてちゃんと管理せなあかんな 」そんな答えが返ってくると思っていました。
ところが本田は、少し考えてから言いました。
ーー それって、使ってる社員が悪いん?
え...そこ?(いつもながら人とは見てる角度が少し違う。笑)
ーー 例えばな
本田は話し始めました。
会社が、『 個人のAIを業務で使ってはいけません 』と明確に決めている。
使いたい場合には申請が必要で、その手順も用意されている。
ーー それを無視して勝手に使ってるんやったら、もちろんアカンと思うよ
ここまでは、私にも分かります。
ーー でもな。
本田は続けました。
使っていいとも言っていない。ダメとも言っていない。申請する方法もない。何を入力してはいけないのかも決まっていない。
そんな会社で、社員がAIを使い始めたとします。
ーー それでシャドーAIが問題ですって言われても、そもそも会社が何も決めてないんちゃう?
なるほど。
私は『 勝手にAIを使う社員 』の話をしているつもりでした。
でも本田が見ていたのは、<何も決めていない会社>の方だったのです。
もちろん、ルールがないから何をしてもいいわけではありません。
顧客情報や機密情報を外部へ入力すれば、大きな問題になる可能性があります。
ただ本田が言いたかったのは、その前の話でした。
社員に判断を求めるなら、会社は判断するための基準を用意しているのか。
ということです。
ーー 便利なもん見つけたら、そら使うやろ
本田は言いました。
確かにそうです。
☑︎ 調べ物をしてくれる
☑︎ 文章を直してくれる
☑︎ 資料を整理してくれる
☑︎ アイデアを出してくれる
☑︎ 「これ、どう思う?」と聞けば、壁打ちにも付き合ってくれる
しかも、夜中でも返事をする。
一度使って便利さを知ってしまったら、もう知らなかった頃には戻れません。
ここで、少し想像してみてください。
ある会社の会議室。
☞ 生成AIを業務で利用するべきか
☞ 情報漏洩は大丈夫なのか
☞ まずガイドラインを検討しましょう
経営陣が真剣に話し合っています。
もちろん大切な議論です。
でもその会議をしている同じ時間、オフィスのどこかでは一人の社員が自分のChatGPTを開いているかもしれません。
明日の会議で使う資料を、少しでも早く仕上げるために。
本人に悪いことをしている意識はない。
ただ、仕事を早く終わらせたかっただけ。
その間にもAIは進化します。
✏ 昨日できなかったことが、今日はできる
✏ 先月は難しかった作業が、今月には簡単にできる
✏ 会社が検討している間にも、現場は少しずつ変わっていきます
AIは、会社の会議が終わるまで待ってくれません。
本田の話を聞いていると、シャドーAIという言葉が少し違って見えてきました。
単に社員がルールを守らない問題ではなく、会社と現場のスピードの差が、表に出てきた問題なのかもしれません。
ーー 全部禁止にしたら、管理する側は楽かもしれへんね
本田は言いました。
確かに...
✗ 個人アカウントの利用は禁止
✗ 会社が認めたAI以外は使用不可
それなら、ルールとしては分かりやすい。
でも、本田は続けます。
ーー ただ、それってめちゃくちゃもったいないと思うねん
AIを使えば、今まで何時間もかかっていた仕事が短時間で終わることもあります。
自分一人では思いつかなかったアイデアが生まれることもあります。
人に相談しづらいことを整理する相手にもなってくれます。
そんな可能性があるものを「よく分からないから禁止。」で終わらせてしまう。
それではリスクを避ける代わりに、得られるはずだった成果まで手放してしまうかもしれません。
もちろん、何でも自由に使わせればいいという話でもありません。
☑ 大切な顧客情報を守ること
☑ 会社の機密情報を守ること
☑ AIの回答を誰が確認するのかを決めること
☑ そして、社員が安心して使える環境を整えること
本田が言っているのは「AIを禁止するか、許可するか。」という単純な二択ではありません。
────────────
うちの会社は、AIとどう付き合っていくのか
────────────
それを経営者自身が考え、決める必要があるということです。
少し前まで、企業ではこんな議論がありました。
「生成AIを導入するべきか?」
「費用対効果はあるのか?」
「社員に使いこなせるのか?」
でも、今はどうでしょう。
会社が導入を決める前に、社員は使い始めている。
会社がルールを考えている間に、新しいAIが登場する。
便利だと感じた人は、自分で使い方を覚えていく。
本田はそんな状況だからこそ、会社が先に意思を示すべきだと考えています。
⚐ AIを使うのか、使わないのか
⚐ 使うなら、何のために使うのか
⚐ 何を守り、どんな成果を目指すのか
⚐ そして、現場で使い続けられるルールになっているのか
一度決めて終わりではなく、変化に合わせて見直していく。
会社が決めるべきなのは、AIを使う社員の善悪ではなくAIを使ってどんな会社になりたいのか。
本田の話を聞いて、私はそんなふうに感じました。
最初に見た数字です。
一般社員、38.1%。
管理職、46.5%。
『 でも...』本田に聞きました。
『 なんで一般社員より、管理職の方が使ってるんですか? 』
普通に考えれば、会社のルールを守らせる側に近い人たちです。
本田は、ほとんど間を置かずに答えました。
ーー そら、管理職の方がAI使いたくなるやろ
『 なんでですか? 』すると、少し意外な答えが返ってきました。
ーー 今の管理職って、めちゃくちゃ仕事しづらいと思うねん
ここから、話の空気が少し変わりました。
シャドーAIの話をしていたはずなのに、本田が話し始めたのは 今の時代に、上司として働くことの難しさ。
という、まったく別の話でした。
実際全国の役職経験者501人を対象にした2026年の調査では、60.5%が部下育成やマネジメントで悩んだ経験があると回答しています。
ーー 外に出たら、お客さんから厳しいこと言われるやろ
『 はい 』
ーー 会社に帰ってきたら、今度は部下への言い方までめちゃくちゃ気を遣わなあかん
そして本田は、少し笑って言いました。
ーー そら、AIに話したくもなるで
AIなら、夜中でも返事をする。
何度聞いても嫌な顔をしない。
100回でも200回でも、文句を言わずにやり直してくれる。
その話を聞いたとき、私は少し考えました。
もしかすると...AIを必要としているのは仕事を楽にしたい人だけではなく
ちゃんと仕事をしようとして、少し疲れている人なのかもしれない。と思いました。
本田の話は、ここから急に人間の話になっていきました。
なぜ、管理職はAIを使いたくなるのか。
AIに何を相談しているのか。
そして、AIは上司の「相談相手」になれるのか...
とこの続きは、次回にします( ◜ω◝ )

募集要項をご確認の上、ご応募ください。