社長、今日も語ります
トーコの取材ノート

システム屋って、なんであんなに“正論”を振りかざしたくなるのか

〜番外編|トーコ、社長に聞いてみたシリーズ〜
トーコの取材ノート社長、今日も語ります
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こんにちは。バックオフィスで働くトーコです。
激務をこなした先週末から今週....
少しだけ心の余裕が生まれはじめました(笑)
溜まっているやりたいこと、少しずつやっていこう✧٩( 'ᴗ' )و ✧オォー


✦ Column written by Re/CTO✦ 2026/02/27

ブラック本田が出ます...

今回は、同じテーマを『 システム屋側の反省と本音 』から見てみたいと思います。

ちょっとだけ、いつもよりブラック社長(以下 本田)が多めに出てきます。
でも、それは「現場をバカにする空気」に対して、本田が本気で腹を立てているからだと、先にお伝えしておきます!!!!(˚༏˚๑)ォー

X(旧Twitter)を見ていると、ちょっとモヤっとする投稿をよく見かけます。

☹︎ まだ紙でやってるの?そりゃ生産性上がらんわ
☹︎ Excelで管理してる時点でDXじゃない
☹︎ ネットのつなぎ方も知らんでIT化したいとか、甘くない?


こういうことを言っているのが、だいたいシステム屋側なんですよね。
見るたびに、『あぁ....ブラック本田のスイッチ入りそうだな…』と、スマホを閉じたくなります。笑

「一番行動変容できてないの、システム屋ちゃうの?」という話

本田がよくボソッと言う言葉があります。

ーー なぁ...システム屋ってさ、正論おばけが多いって知ってる?

☹︎ 現場のことをろくに知らないのに「こんな効率悪いことやってるから日本の生産性が上がらないんですよ」と言い切ってしまう
☹︎ 自分の頭の中の「正しいフロー」だけを押しつけて、うまくいかないと「ユーザー側のリテラシーが低いせい」にする
☹︎ そういったことを、SNSなどでドヤ顔で語ってしまう


こういう『 正論おばけのシステム屋 』が、実は一定数います。
たしかに“ 言ってること ”は正しいのかもしれません。
でもその正論で殴られてしんどくなるのは、いつも現場で働いている人たちです。
本田が続けて、こんなことも言いました。

ーー そういう人たちってさ、“ システムを使う人の気持ちを理解する ”っていういちばん大事な行動変容が、全然できてへんねん╬


◆―――――――
・ネットのつなぎ方がわからない人もいる
・タブレットなんて触ったことがない人もいる
・そもそもPCを開く時間すらない現場もある

―――――――◆

それって「努力不足」じゃなくて、その人が全力を注いできた場所が違うだけの話。
「今どきそんなことも知らんの?」じゃなくて

▼△▼△▼△▼△▼
そのかわり、この人は自分が知らない世界で死ぬほどがんばってきたんやろな...
▼△▼△▼△▼△▼

と想像できるかどうか。
そこを想像できないまま、“ ITリテラシー低い人いじり ”をしているシステム屋さんを見ると、本田の中のブラックモードが、顔を出します。笑(こうなったら、もうトーコにも止められません...)

☆★☆☆★☆☆★
行動変容なしで“使えるDX”はどこまでできる?
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☆★☆☆★☆☆★

システムは“主役”じゃない。主役はいつも現場

本田がよく言う言葉があります。

ーー めっちゃ切れるナイフを作るより、そのナイフで材料を加工して人を喜ばす人のほうが、社会的な価値は高いと思ってる。

システムも、まさに同じだなと思います。

◆―――――――
・どれだけすごい機能があるか
・どれだけ最新の技術を使っているか
―――――――◆

それ自体には、実はあまり意味がありません。
大事なのは、

◆―――――――
・現場で働く人の手間が減ったか
・お客さまにとってのサービスが良くなったか
・その会社で働く人の表情が少しでも明るくなったか
―――――――◆

▼△▼△▼△▼△▼
ここに貢献できて、はじめてシステムに意味が生まれる
▼△▼△▼△▼△▼

だから本田は、こんなふうにも言います。

ーー システム屋は裏方でいいねん。主役はいつだって現場やから

本当にそうだなぁと思います。

ITリテラシーが低いのは“悪”じゃない

本田が今回、いつもよりちょっとだけブラック寄りだったのは、ITに強い人たちが、ITに強くない人たちを『 バカにする側 』に回ってしまっている場面を何度も見てきたからだと思います。

▼△▼△▼△▼△▼

ITが苦手な人は「悪」じゃない。ただ触れる機会がなかっただけのこと

▼△▼△▼△▼△▼

本田がいつも強く言うのは、

ーー リテラシーが低い人たちって、その分、自分の専門分野で命削って働いてきた人たちやん。なんでそこを“ 殴る側 ”に回るんかなって、ほんまに腹立つときあるわ

トーコも、これはめちゃくちゃ共感します。

✪ 何十年もトラックを走らせて荷物を届けてきた人
✪ 鉄を削る技術を磨いてきた人
✪ 病院で命を守っている人
✪ お客様の髪と向き合ってきた美容師さん

その人たちが今持っている技術や経験は、ITエンジニアには到底できないことです。

ーー ネットのつなぎ方知らんのを“今どきありえへん”って言うんやったら、じゃあお前は鉄削れるんか?って話やろ。

こうやって、現場の声を聞かないシステム屋は、実は「自分も行動変容できていない」ってことです。
行動変容って、なにも現場だけの話じゃありません。

 ✏︎ 使ってくれる人の話を聞きに行く
 ✏︎ なんで今のやり方を続けているのか、その背景を知ろうとする
 ✏︎ 自分の設計やUIが間違っていたら、ちゃんと直す

こういうことをやらずに『このシステム使えば一瞬で終わるのに 』とだけ言っているシステム屋は、自分自身が変われていないということでもあります。

本田の言葉を借りると、

ーー “ 現場が悪い ”って言ってる時点で、もうシステム屋としては負けやと思うねん。

厳しいですが、その通りだと思いました。

ITが得意な人が、ITが苦手な人を見下す構図が、本田は心底きらいなんだと思います(笑)

それでもシステム屋側にも「言い分」はある

一方で、本田はシステム屋の立場も知っています。

◆―――――――
・行動変容をほとんど伴わないDXをやろうとすると、とんでもない工数とコストになる
・現場ごとに細かく仕様を合わせるには、人も時間も足りない
・「そこまで払えない」と言われることも多い
―――――――◆

だから本田は、現場と話すときに必ずこの二択を正直に伝えるそうです。

① 価格は高くなるけど、できるだけ行動変容がいらない設計に寄せる

② 価格は抑えるけど、一部は現場に“ やり方を変えてもらう ”前提で作る


ここを曖昧にしたまま進めると、どこかで必ず不満やゆがみが出てきます。


元システム屋の“黒歴史”があるからこそ、言えること


第二弾のコラムでも少し書きましたが、うちには ai.Cierge という「黒歴史システム」があります。

 ✏︎ 仕組みとしては良くできていた
 ✏︎ 発想もかなり先を行っていた
 ✏︎ でも、現場ではまったく使われなかった

本田も当時を振り返って、こう言っていました。

ーー あのときの自分は、“正しいシステムを作ること”にちょっと酔ってたんやと思う。

使ってもらえなかった理由は、現場のITリテラシーのせいだけではありません。

 ✏︎ 現場の「しんどさ」をちゃんと聞き切れていなかった
 ✏︎ 「どこまでなら行動変容してもらえるか」の線引きを詰めきれていなかった
 ✏︎ システムを導入することで「誰が得をするのか」を現場目線で語り切れていなかった

つまり...

▼△▼△▼△▼△▼
システム側の行動変容も足りなかった
▼△▼△▼△▼△▼

ということです。

本田がシステム屋として、いま大事にしているスタンス

最後に、本田の言葉をそのまま残しておきます。

▼△▼△▼△▼△▼
専門のシステム屋の僕らですら、山ほど失敗してきてるねん。だから専門ちゃう人らが、設計もせんとIT入れたら、そら失敗するに決まってるやん。
せやから、その失敗を全部ノウハウに変えて、一社一社と本気で向き合うって決めてる。
時にはケンカもするけど、“絶対ええ方向に連れて行きたい”って本気で思ってるねん。

▼△▼△▼△▼△▼

この言葉には、『 現場側の味方でいたいシステム屋 』としてのブラックさと、『 自分たちシステム屋も反省し続けなあかん 』というホワイトさの両方が混ざっている気がします。

❁今日のまとめ❁



システム屋も“行動変容”から逃げてはいけない


ITリテラシーが低いことは、悪でも欠点でもありません。
ただ、これから一緒に考えるテーマがひとつ増えただけです。
もしあなたの会社に、『 うちの現場、IT苦手なんですよね 』と感じる人が多かったとしても、それだけでDXをあきらめる必要はありません。

☑︎ 現場の気持ちを理解しないシステム屋は、実は自分も変われていない
☑︎ 「行動変容をどこまでシステム側で吸収するか」を正直に話し合うことが大事

そしてトーコとしては、「ITが苦手な側」と「システム屋側」の間に立って、どちらの気持ちもちゃんと汲みながら橋渡しをしていきたいと改めて思いました。

だからこそ、うちとしても『正論で殴るシステム屋』ではなく、現場と一緒に悩めるシステム屋でありたい――そう思いながら、エンジニアチームは日々仕事をしています◡̈


/// 同じように悩む方の少しでも何かのヒントになれば.... ///

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