社長、今日も語ります
トーコの取材ノート

行動変容なしで“使えるDX”はどこまでできる?

〜番外編|トーコ、社長に聞いてみたシリーズ〜
トーコの取材ノート社長、今日も語ります
PROFILE

こんにちは。バックオフィスで働くトーコです。
月末に向けて、鬼ハードモードになっていきます。
そんなトーコの癒しの時間は、コラムを作っている時間....
忙しい現実から目を背けることができるので、とても有意義な時間です(,,ơ дơ)✧


✦ Column written by Re/CTO✦ 2026/02/20

最近....

ここ最近「頭皮labo」の打ち合わせや資料づくりが続いていて、昔のプロジェクト「ai.Cierge(アイシェルジュ)」のことも
よく思い出します( ˶˙º˙˶ )

どちらも『 現場の仕事をもう少しラクに、もう少し良くしたい』というところから始まったプロジェクト。
でも結果としては...

・頭皮labo → 現場でちゃんと使われている
・ai.Cierge → 仕組みは良かったのに、現場に浸透しきれなかった

という、対照的な行き先になりました( ๑꒪⌓꒪๑)

今日はこの2つを通して、
社長(以下 本田)がずっと口にしている

▼△▼△▼△▼△▼
行動変容がいらないDXがいちばん理想やけど、いちばん難しい
▼△▼△▼△▼△▼

という話を書いてみます。


──────────────────
◆ DXの“理想形”は「行動変容がいらない」こと
──────────────────

前回のコラム(アンサー回)でも出てきたキーワード、『 行動変容

▼△▼△▼△▼△▼
・今までのやり方を変える
・新しい動き・新しい考え方を身につける
▼△▼△▼△▼△▼

って、想像以上にしんどいこと。ダイエットで言うと、

▼△▼△▼△▼△▼
『 生活習慣を変えないと痩せない 』のは分かってるけど、それが一番つらいよね……
▼△▼△▼△▼△▼

みたいなあの感じです。

システムやDXの世界も同じで、

・新しいシステムを覚える
・ボタンを押す順番が変わる
・紙じゃなくて画面で確認する

こういう 小さな「今までと違う」が積み重なるほど、現場はどんどん疲れていきます。
だから本田はよくこう言います。

ーー ほんまは“ 行動変容ゼロ ”で成果を出せるDXが、いちばんキレイな形やと思う。

そして、その “ 理想にかなり近づいた ” 例として出てくるのが頭皮laboです。

☆★☆☆★☆☆★
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☆★☆☆★☆☆★

頭皮laboがうまくいった理由――“今のままの動き”で客単価を上げる仕組み

──────────────────
◆ 頭皮labo:動きはそのまま、単価と提案の質だけ上げる
──────────────────

頭皮laboを導入してくださっているある美容室オーナーさんから、こんな言葉をいただきました。

ーー 美容室って、とにかく回転数を上げないとしんどい業界やったんです。それが、頭皮laboのおかげで “客単価を上げる” 仕組みを初めて作れた気がします。

頭皮laboが目指したのは

◆―――――――
・美容師さんの動きをなるべく変えないこと
・そのうえで「提案の質」と「単価」を上げること
―――――――◆

でした。
たとえば、

◆―――――――
・これまで“ 感覚 ”で見ていた頭皮の状態を、データとレポートで「見える化」する
・経験が少ない美容師さんでも、レポートを一緒に見ながら、自信を持って説明できる
―――――――◆

オーナーさんは、こんなふうにも話してくれました。

ーー 経験が少ない美容師でも胸を張って提案ができるので、お客様が納得してメニューを決めてくれるのが嬉しいんですよ。

ここでポイントなのは、

▼△▼△▼△▼△▼
“ 新しい難しいことを増やした ”のではなく、“ 今までやっていた会話に、根拠と道筋を足した ”だけ
▼△▼△▼△▼△▼

だということ。
つまり、『 カウンセリングをする → 頭皮の状態を見て提案する 』という流れ自体はほぼ同じで、その中に「データ」という味方を追加したという設計です。

つまり頭皮laboは、
──────────────────
● 現場の行動変容 → できるだけ少なく
● お店の変化   → 客単価・提案の質・スタッフの自信UP

──────────────────

という「負担とリターンのバランス」をかなりうまく取れた例だと思います。

ai.Cierge:うまくいかなかった“黒歴史”から学んだこと

正直に言うと、ai.Cierge は、うちの「うまくいかなかった事例」のひとつです。
仕組みとしてはよくできていたし、発想自体も早すぎるくらい先を行っていたと思います。
でも、現場にはまったく根づきませんでした。

◆―――――――
・スタッフさんの IT リテラシーが高くない
・忙しい中で「新しいツールを覚える余裕」がない
・「自分でカウンセリングした方が早いし、失敗しない」という感覚が強い

―――――――◆

結果として、「システムを通すメリット」より「いまのやり方を変えるめんどくささ」の方が勝ってしまったんだと思います。
今振り返ると、いちばんの失敗は

▼△▼△▼△▼△▼
" どれだけ良いロジックか "より 現場の人にとってどれだけ " 得でありラク " なのか?
▼△▼△▼△▼△▼

このツールを使えば会社は良くなる」は、現場からすると少し遠い話です。
それよりも...

◆―――――――
・この画面を開けば、今日のカウンセリングがラクになる
・このボタンを押せば、提案トークを考える時間が減る

―――――――◆

みたいな、“ 明日からの自分にとってのメリット ”を、もっと分かりやすく設計すべきでした。

だからこそ今は、「やれば便利なのは分かるけど、動き出せない」という現場や社長さんの気持ちが、前よりずっとよく分かります。
頭皮laboがうまくいったのも、ai.Cierge での失敗があったからこそ。

行動変容をできるだけ小さくして、それでもちゃんと成果が出る形に落とし込む——

今の私たちのスタイルは、こういった過去の失敗(通称 黒歴史)から生まれたものだと思っています。
そして本田が言っていました。

▼△▼△▼△▼△▼
専門のシステム屋の僕らですら、こんだけ失敗してきてるねん。だから専門ちゃう人らが、設計もせんとIT入れたら絶対失敗するに決まってるやん。
だからこそ、この失敗を全部ノウハウに変えて、一社一社と本気で向き合うって決めてるねん。時にはケンカもするけど、”絶対ええ方向に連れて行きたい”って思って仕事してる。

▼△▼△▼△▼△▼

行動を変えずに進めるDXは“理想形”、でも設計は超むずかしい

頭皮laboとai.Cierge。どちらも、

◆―――――――
・現場の負担を減らしたい
・提案の質を上げたい
―――――――◆

という思いから生まれたプロジェクトです。
でも....

▼△▼△▼△▼△▼
・行動変容をほぼ増やさずに、成果を出せた頭皮labo
・行動変容のハードルが、高く見えてしまったai.Cierge
▼△▼△▼△▼△▼

この差はどこから生まれたのか。
トーコなりに整理すると、こんなイメージでした。

▼ 頭皮labo

  • 動き:これまでのカウンセリングの流れを大きく変えない
  • 変化:見せ方と根拠が増えたことで
    • 客単価が上がった
    • 経験の浅いスタッフでも提案しやすくなった
▼ ai.Cierge
  • 動き:
    • 情報を入力する
    • 画面を開く
    • システムの提案を確認する など、“新しい一手間”が増えた
  • 変化:
    • 現場から見て「自分でやった方が早い」と感じられてしまい、優位性が伝わりづらかった


本田はよくこう言います。

ーー 行動変容がいらないDXって、“ 魔法みたいに見える ”からこそ、設計の難易度はめちゃくちゃ高い。
今までの動き・文化・スキルをどこまで変えずに済ませるか?、それでもちゃんと売上や体験の変化を出せるかこの両方を満たすのが理想形。

頭皮laboは、まだ道半ばではあるものの、少しだけそこに近づけた例なんだと思います。

❁今日のまとめ❁



「いい仕組み」と「使われる仕組み」は、似てるけど違う



☑︎ 行動変容は、それだけで大きなコスト。『今までの動きのまま、何を良くできるか』から考える。
☑︎ 頭皮laboは、動きはそのままに客単価と提案の自信を上げる設計を目指したDX。
☑︎ どんなシステムでも、「誰がどこまで変わらなくてよくて、どこから変わる必要があるか」を最初に決めることが大事。


正直に言うと、トーコはai.Ciergeのことを思い出すと、今でもちょっと胸がチクッとします。
いいと思ってたのに、届ききらなかったもの 』があるって、やっぱり悔しいからです:;((•﹏•๑)));:

でも、その悔しさがあったからこそ、頭皮laboでは「行動変容のないDX」に本気で挑戦することになりました。

失敗も、次のプロジェクトで誰かの“ しんどさ ”を減らすヒントになるなら、ちゃんと書いておきたいと思い、今日はこのコラムを書きました◡̈


/// 同じように悩む方の少しでも何かのヒントになれば.... ///

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