こんにちは。バックオフィスで働くトーコです。
今日は福井で展示会中です。
トーコは福井が結構すきです₍₍ (ง ´꒳` )ว ⁾⁾
✦ Column written by Re/CTO✦ 2026/10/23
一つだけ答えを出さずに終わったことがあります。
会社が公式に認めていないAIを仕事で使った経験は、一般社員より管理職の方が多かった。
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なぜだろう
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会社のルールを守らせる側に近い人たちです。
社長(以下 本田)に聞くと、ほとんど間を置かずに答えました。
ーー そら、管理職の方がAI使いたくなるやろ
『 なんでですか? 』
ーー 今の管理職って、めちゃくちゃ仕事しづらいと思うねん
ここからAIの話は、少しずつ人間の話に変わっていきました。
本田たちの世代は、今とは違う環境で仕事を覚えてきました。
「怒られる」「それ違う」「やり直し」と言われる。
それが良かった、という話ではありません。
変わるべきものは、たくさんありました。
ただ、本田は言います。
ーー 昔の育て方はもう使われへん。でも、新しい育て方を誰かに教わったわけでもないやろ
部下が間違っている。
伝えなければならない。
でも、強く言いすぎてはいけない。
相手の気持ちも考える。
納得できるように説明する。
その一方で、会社は結果を待ってくれません。
ーー 外に出たら、お客さんから厳しいこと言われるやろ
『うん』
ーー 会社帰ってきたら、今度は部下への言い方まで気を遣う
(少し笑って)
ーー そら疲れるよ
と言いました。
実際2026年の役職経験者501人への調査では、約6割が部下育成やマネジメントで悩んだ経験があると回答しています。
悩みの内容も
☺ 言い訳やごまかしへの対応
☺ 指摘を受け入れない部下への対応
☺ ハラスメントにならない指導方法
など。
技術をどう教えるかではありません。
人と、どう向き合えばいいのか。
という悩みです。
上司だから、相談される。
上司だから、答えを求められる。
でも...その上司は、誰に相談するんだろう...
ーー AIって、管理職からしたらめちゃくちゃ楽な相手やと思うで
最初は、生産性の話かと思いました。
違いました。
ーー 何時に聞いても返事するやん。資料作ってって言ったら作る。違うって言ったら、また作り直す。10回でも、100回でも
AIは《 さっきも直しましたよね?》とは言いません。
不機嫌にもならない。
そして何より、こちらが言葉を選ばなくてもいい。
人間が相手ならそうはいきません。
☹ 同じことを何度も頼めば、相手の反応が気になる。
☹ 厳しいことを伝えるなら、言い方を考える。
☹ こんな言い方をしたら嫌な気持ちにならないかな。
☹ ちゃんと意図は伝わるかな。
管理職になればなるほど、仕事そのものだけではなく「どう伝えるか」まで仕事になっていきます。
でもAIには、その気遣いがいらない。
思っていることを、そのままぶつけてもいい。
本田が『 管理職にとってAIは楽な相手 』と言ったのは、単に仕事が速くなるからではありません。
人間関係への気遣いから、一度だけ解放される相手だから。
例えば、部下から提出された資料がこのままでは使えない。
昔なら、「これじゃダメ。やり直して」で終わっていたかもしれません。
でも今は、一度考える。
どう言えば伝わるだろう。
強すぎないか。
相手はどう受け取るだろう。
そこでAIに聞いてみる。
{この部分を改善してほしい。相手が前向きに受け取れる伝え方を一緒に考えて}
AIなら、こちらの感情も、言いたいことも、そのままぶつけていい。
一度整理してもらって、最後は自分の言葉にして部下へ伝える。
本田は、こんな言い方もしました。
ーー 若い人が“ コスパよく働きたい ”って思うのと一緒で、上司だってコスパよく仕事したいと思うねん
少し乱暴な言い方かもしれません。
でも、考えてみれば当然です。
管理職だからといって、時間が増えるわけではない。
判断する。
部下を見る。
顧客を見る。
数字を見る。
そのうえで、一つひとつの言葉まで考える。
だったら、AIに任せられる『 考える前の整理 』くらいは、任せてもいい。
それは、人と向き合うことをAIに任せるという意味ではありません。
むしろ逆です。
AIに整理を手伝ってもらうことで、人と向き合うための時間をつくる。
本田が言っているのは、AIに部下を育ててもらうことではありません。
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部下と向き合うのは自分。
その準備を、AIに手伝ってもらう
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そんな使い方です。
ところが調査では、部下についてAIへ相談した経験がない役職者は73.9%。
使わない理由で最も多かったのは、『 AIに相談するという発想がなかった 』でした。
使えないのではない。
まだ、AIを「相談相手」だと思っていない。
だけなのかもしれません。
本田は、こんなことも言いました。
ーー AIって、使い方によって役割が変わると思うねん
✏ 調べ物をしたいときは " アシスタント "
✏ アイデアが欲しいときは " 同僚 "
✏ 判断に迷ったときは " 壁打ち相手 "
✏ 仕事を任せれば " 部下 "
そして、自分の考えがおかしいときには《それ、違うんじゃない?》と言ってくれる上司にもなる。
一つのAIなのに、こちらが何を求めるかによって役割が変わる。
これは、人間にはなかなかできないことです。
でも、本田が言っているのは人間関係そのものをAIに任せようという話ではありません。
☺ 表情を見る
☺ 声のトーンを感じる
☺ 「今日はいつもと違うな」と気づく
☺ 言いにくいことを、それでも自分の言葉で伝える
☺ 相手の反応を受け止める
そこはまだ人間の仕事です。
だからAIに任せるのは、人と向き合うための準備。
☑︎ 考えを整理する
☑︎ 違う視点をもらう
☑︎ 伝え方を考える
自分の判断に偏りがないか、一度立ち止まってみる。
そこまでAIと一緒に考えたうえで、最後に人と向き合うのは自分です。
AIによって人とのコミュニケーションを減らすのではなく、
☘ AIを使うことで、人にしかできないコミュニケーションへもっと時間を使えるようにする
管理職にとってのAIは、人の代わりになる存在ではなく、
☘ 人と向き合う余白をつくってくれる存在なのかもしれません。
上司だから相談される。
上司だから答えを求められる。
で、立場が変わったからといって、急にすべての答えが分かるようになるわけではありません。
「俺の方が間違ってるんかな。」と思う夜だってある。
そんなとき、AIに「これどう思う?」と聞いてみてもいい。
答えを決めてもらうためではなく、自分でもう一考えるために。
本田は最後に言いました。
ーー AIに部下を育ててもらわんでもええねん
少し間を置いて、
ーー 部下を育てる上司を、AIが助けたらええだけ
上司だって、誰かに相談したい。
それは、上司として弱いからではなく、ちゃんと人と向き合おうとしているか、迷うのかもしれません。
その迷いを整理する相手が、人間ではなくAIの日があってもいい。
そんな時代が、もう始まっているのだと思います。

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