私の場合、建築学科に進んだ理由は、少し変わっているかもしれません。高校で演劇部に所属していて、私は大道具を担当。舞台の設計図を描いて、その通りに作り上げていくのが、とても楽しくて。そこモノづくりに携われる仕事をしようと、工学系に進むことを選びました。
その中でも、「社会に役に立つ技術を学びたい」という想いから、環境工学を専攻。そこでの学びの中で、建築分野が国内の全エネルギー消費の約3割を占めることを知りました。とても大きな数字で、これを削減できれば、地球温暖化防止に大きな貢献ができます。そこで、「建築物の省エネルギーに関わる仕事に就きたい」という想いが芽生えて来たのです。
私は、就活を始めた最初の頃は、2つの選択肢の間で、とても迷っていて。1つは、ゼネコンやハウスメーカー。「建築の仕事に携わりながら、省エネに貢献するチャンスを見つけられたら」というキャリアプランを描いていました。もう1つは、電力会社やガス会社など、エネルギー業界の企業。「省エネルギーに繋がる業務に就いた上で、建築領域に関わる方法を模索するのはどうか」と。ですが、どちらにしても、ストレートに「“建築”と“省エネ”の両方に携わるキャリア」ではない。しっくり来なかったのです。
そうした中、建築・土木系の学生向けの就活イベントに参加した時、環境・省エネルギー計算センターに出会いました。事業内容を詳しく聞いて。まさに「自分が思っていた仕事ができる会社だ!」と。そこでインターンに参加。その時、先輩社員の皆さんが、私を含めた就活生の話に、しっかりと耳を傾けてくれたことが印象的でしたね。高校時代、部活の仲間と力を合わせて、ものづくりをした思い出が蘇って。「環境・省エネルギー計算センターなら、メンバー同士、話し合いながら仕事ができる」と感じて、入社を決めました。
まず、確実に成長が見込める業界だということです。2025年に、新たな建築物については、国の省エネ基準への適合が義務化されます。しかも、政府は2050年までに「カーボンニュートラルを目指す」と宣言しているので、いずれは既存の建築物についても、省エネ基準に適合するように改築・改修していく流れが加速していくと思います。いずれにせよ、「建築省エネ業界」が急速に伸びていくことは間違いありません。
成長性と同時に、社会貢献度が高い仕事であることも魅力です。地球温暖化防止に貢献でき、国が推進する仕組みを社会に浸透させていく役割を担う訳ですから。
また、「基準に適合するかどうか計算する」という、数値で明確に測れる業務であることも、魅力だと思います。建築系の学生には「意匠」の分野の仕事が人気ですが、人によって「良いデザイン」の基準は違う。「自分では良いと思った仕事が、周囲からは認めてもらえない」ということが、しばしばあります。でも、建築物の省エネ計算には、そういうことはないはずです。
少数精鋭で、皆が同じ志を持って働いているから、一体感があるのも良いところ。建築業界は今でも、年功序列の傾向が強い。その中で、環境・省エネルギー計算センターは、どんどん人が増えていて、若くてもメンバーをマネジメントしたり、高い年収を目指せたりできる。その点が魅力だと思います。
私の目標は、様々な建築物の省エネ計算業務の経験を積み、3年後にはリーダーとしてマネジメントができるようになっていること。一つひとつの仕事を丁寧にこなし、常に提案をすることを心掛けながら、カーボンニュートラルの実現に大きく貢献している企業として、環境・省エネルギー計算センターの知名度を上げていきたいですね。
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