※左から
中西 陽菜（関西学院大国際学部／インターン）
折原 渉（立教大学社会学部／インターン）
鶴 真稀人（立命館大学法学部／インターン）
企業のPR戦略を立案し、自ら企業の幹部にプレゼンして、採用してもらう。それが、IDEATECHが学生インターンに任せている仕事だ。社会人になってから経験するビジネスの最前線を、学生のうちから経験できる最高の学びの場になっている。今回はインターン生として活躍中の3名に集まってもらい、どんな仕事をして、どんなことを学んでいるのか、語りあってもらった。
募集終了でも、どうしてもここでインターンをしたい！
鶴 今日はIDEATECHでインターン生として働く3人で、仕事の内容なんかを話していこうという企画。まずは読んでいる方へ向けて、自己紹介しましょう。僕は立命館大学法学部4年生、鶴といいます。
折原 いま、就職活動中でしたっけ？
鶴 うん。絶賛就活中。IDEATECHのインターンとしては、この3人のなかでいちばん長くて、2020年3月から働いています。もともとPR事業に興味があったのが、ここを選んだ大きな理由です。それに、「少数精鋭のベンチャー企業で働くことで、経営目線で仕事をしたい」と思っていたこともあります。いずれは自分で事業をつくりたいので。
中西 将来、起業するんですね！
鶴 そこまでいくかどうかはわからないですけどね。折原さんは3年生だけど、もう就活をはじめているんですよね。
折原 はい。立教大学社会学部3年の折原です。就活は…。考えれば考えるほど、どんな企業がいいのかが見えなくなっているところなんですが（笑）。ただ、おぼろげに「ベンチャーがいいな」と思いはじめています。それは、IDEATECHで働いてみて、そう考えるようになったんですけど。
鶴 折原さんがインターン生として入ってきたのは、僕の3ヵ月後ぐらいですよね。
折原 そうです。アルバイトを兼ねる感覚で「お金をもらいながら、社会人になるための勉強を」と思って、インターン先をネットで探していたら、「『バズる』を科学する」っていうキャッチフレーズのインターン募集の広告を見つけて。おもしろそうだなと。仕事をはじめてみると、自由に働けるというか、自分の考えが通りやすいというか。ですから、就職先も同じようなベンチャーがいいかな、って。でも、中西さんは確か、就職ではなく留学希望でしたよね。
中西 そうだったんですけど…。関西学院大学国際学部4回生の中西です。卒業後はニューヨークにある大学へ行こうと思っていたのですが、コロナ禍で難しくなってしまって…。いまは、進路は就職で考えています。でも、ずっと進学を考えていたので、いますぐ社会人として通用するか不安で。それで、1年間休学したうえで、「実際に働いてみて、自分の足りないところ、伸ばすべきところを見つめなおしたい」と思ってインターン先を探したんです。
鶴 熱烈に「インターンとして採用してください！」ってアプローチしたと聞いているんですけど（笑）。
中西 はい、まさに（笑）。応募要項に「インターン生にも裁量を与えてやらせてくれる」ってあったので、ぜひやりたいと思ったんです。でも、もう募集が終わっていて。それで、IDEATECHのホームページのお問い合わせ欄から「採用してください！」って連絡したんですよ。そうしたら、役員の競さんが面接してくださって。採用が決まり、それで大阪から上京して、ひとり暮らしをはじめて、ちょうど2週間前から働きはじめました。
社会人のいう“スピード感”を実際に体験した
鶴 僕たちが携わっている仕事を説明すると、『リサピー』という事業で、お客さまのPR戦略をお手伝いする業務です。『リサピー』はお客さまの商品やサービスに関連する調査を行い、その結果をメディアにはたらきかけて取り上げてもらい、商品やサービスのマーケティングに役立てる事業。社長の石川さんや役員の競さんが契約してきたお客さまに対して、ヒアリングをするところからスタート。どんな調査をするか企画を立てて、その企画案をお客さまにプレゼンテーションする。
折原 そして、採用されれば調査票を設計したり、アンケートを作成・配信するITツールを使ってアンケート調査を行ったり。その結果を分析して、メディアに配信するリリースの文面案を作成して、お客さまに提出する。途中途中で石川さんや競さんにチェックしてもらいますが、基本的には全部、任されていますね。
鶴 お客さまへのプレゼンはオンラインで行うのですが、相手はいわゆる決済者。部長さんとか、役員さんとか。そういう人と、学生が直接、企業戦略の根幹にかかわることを提案する機会って、IDEATECHのインターンじゃないと与えられないと思うんですよ。
中西 そう思います！ 就活で絶対、役に立ちますよね。幹部の方々がズラっと並んでいるような面接でも緊張しないでしょうし、その面接で、自分が経験したことをお話しするときも「企業のPR戦略を企画して、自分で幹部の方にプレゼンして、採用をかちとった経験があります」っていえるのって、すごいですよ。
鶴 確かに、すごい経験をさせてもらっています。このインターンで、いちばんクレイジーだと思ったことが初日にあって（笑）。簡単な業務のオリエンテーションがあったあと、「すぐに業務に入ってほしい」って。まったくわからない状態なのに「ファクトシートを作成して」って、なんの前置きもなく。「今日中につくってほしい」っていわれて、ちょっとイヤな汗が出ました（笑）。
折原 ファクトシートって、メディア向けに調査結果や商品・サービスを説明する資料ですね。それをやりとげてしまう鶴さん、さすがです！ 僕も似たような経験があって、大学院生に特化した人材紹介をしている会社さんの依頼で、サービスへの問い合わせをするWebサイトのページ、いわゆるランディングページを作成することになったんです。インターンの採用面接のとき、「以前に経験したインターンで、ランディングページ作成の仕事をした」といったら、「じゃあ、お願い」って。それも、前のときは1ヵ月かけてつくったのに、今回は「5時間で1回見せてくれる？」って（笑）。
中西 それも、インターン初日の話なんですか？
折原 いや、それどころか、面接してすぐ、入社前の段階（笑）。もちろん、お金はいただきましたが。「けっこう、ムチャすんなあ」とは思いました（笑）。ただ、以前、インターンをした会社と比べると、それだけ期待されているというか、裁量を与えられている気がしましたし、成長できるなとも思いました。
中西 私も、最初から怒涛でした（笑）。入社初日に「2日後のWebセミナーの司会進行をしてほしい」といわれて、ビックリしました。なにもわからないまま、とにかく「やります」といってしまって。当日は機械トラブルとかもあって、けっこうグダグダで…。早くほかの仕事で成果を出して、リベンジしたいですね。
鶴 中西さんが詳しい分野のセミナーだったんですよね？
中西 はい。SDGsについて学ぶセミナーでした。私は、学生に対するSDGsの認知向上のためにSNSでの発信やイベントを行う学生団体にいたので、基礎知識はあって。入社初日に「今回、SDGsがあるから、いこうか！」って感じで（笑）。よく社会人の方がいう「スピード感」って、こういう感じなんだと思いましたね。
アルバイトとはまったく違う仕事をした
折原 IDEATECHのインターンで学べたことをひとつあげると、「利益を追うこと」ですかね。ここではたとえば、作業プロセスについて、ITツールを使って作業時間を短くすることを考えて、2時間かかっていたものを1時間にしたり。アルバイトだと時給なので、自分の稼ぎを減らすことにしかならないから、絶対にやらないですけど。ここでは「インターン生」ではなくて、『リサピー』という新事業を担う「メンバー」「仲間」のひとりとして接してくれる。利益にかかわる数字は全部閲覧できますし。事業を通じて利益に対してめっちゃ真剣に取り組むことを学べるのがおもしろい。
鶴 多くの企業と接するので、「おもしろいビジネスモデルだな」と思うことがたくさんある。どうやってマネタイズしてて、そのなかでなぜIDEATECHに依頼して、どういう費用感でやっているのか、とか。学生の身で、それらを知ることができるのは、本当にいい学びだと思います。
中西 私はまだ、スタートして2週間ですが、働く姿勢への学びが多いです。「受け身になっていたらなにも仕事が進まない」ということを実感して。それこそ、社員の方に自分の仕事内容を確認していただく時間も、その社員の方のアポイントを私がとらなければいけない。そういうことをしないと次に進めない。厳しいと思うと同時に、おもしろいなとも思います。社会人としての責任とか裁量とかを経験できているので、実際に社会に出てからのやりがいも大きいんだろうなという感じです。
