日酸TANAKAを知る
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【役員インタビュー】
100年「鉄板を切る機械」を作り続け、スカイツリー建設に貢献した会社です

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プロフィール

■長堀 正幸(常務取締役 事業本部 副本部長)

1917年、第一次世界大戦に伴う好景気で、キッコーマン・島津製作所・セイコーグループ・TOTO・ニコンなど、ニッポンのモノづくりを代表する企業が続々と誕生した。同じ年、酸素ガスを用いて鉄板を切断する器具を製造する、日酸TANAKAも産声を上げた。それから105年間、レーザを用いる最新鋭マシンを始め、切断機の分野をリードする存在として、成長を続けている。今回は、同社の常務取締役・長堀正幸を取材。日酸TANAKAのモノづくりに対する考え方や、活躍している人財像、今後の成長ビジョンなどを語ってもらった。

厚板用レーザ切断機では国内シェア80%

──日酸TANAKAは、レーザ切断機などの産業機械の分野で、国内トップクラスのシェアを誇っていますね。その理由を教えてください。

主に2つあります。1つは、創業から105年間、一貫して「鉄板を切断する機械」の製造を続けてきたこと。鉄は“産業のコメ”と言われるほど、多用されている材料。そして、鉄で何かを製造する時、多くの場合、最初に「鉄板を切る」という作業が必要になる。ですから、当社が製造する切断機のニーズは常にあり、産業の発展に伴って拡大していく。そこに特化して、最先端の技術開発、製品の品質向上、お客様に寄り添った販売などを追求してきた結果、お客様から信頼していただくことができたのだと思っています。
 
もう1つは、2002年に、東証プライム上場企業である日本酸素ホールディングスのグループ企業になったこと。同社は、産業用ガスの製造・供給で国内トップ、世界でも4位の売上高(2021年、ディールラボ調べ)がある。当社が製造している切断機は、酸素ガス式、プラズマ式、レーザ式など多様な種類がありますが、いずれも産業用ガスを使用します。安定したガスの供給を保証できることが強みの1つとなって、販売実績を伸ばすことができました。

──日酸TANAKAの切断機を使って、お客様であるメーカーが金属製品を作っているわけですね。例えば、どんなところに使われている製品がありますか。

橋や陸橋などの構造物や、タンカーや自動車輸送船などの大型船舶が代表例です。そうしたものは厚板と呼ばれる大きな板を使うのですが、現在、当社は厚板用レーザ切断機の分野で国内の約80%のシェアを占めています(2019年、当社調べ)。

当社の機械で切断した厚板が使われた構造物の代表例を挙げれば、東京スカイツリー、東京湾アクアライン、明石海峡大橋、第二東名高速道路などがあります。また、それらの構造物を建設する時に活躍したクレーンやブルドーザーの中には、当社の切断機を用いて製造されたものも多かったはず。強靭でなければいけない建設機械には、厚板が使われていますから。そして、そうした建設機械を動かすための燃料は、やはり当社の機械を用いて製造した、タンカーが運び込んで来たのかもしれません。
 
このように、当社の製品は、日本におけるモノづくりの「起点」になっていると言えると思います。付け加えれば、切断機を動かすためのガス制御の技術を応用して、半導体の製造ライン用のガス制御機器も開発、販売しています。今は、多くの機器に半導体が搭載されていますが、そのことに当社も貢献しています。ですから、日頃から皆さんが目にしているものの多くに、日酸TANAKAの技術が役立っているのです。

豊富な実績が生んだ“キレイに切る”技術

──まさに“縁の下の力持ち”ですね! では次に、幅広いお客様から支持されている、日酸TANAKAの技術的な強みについて、教えて下さい。

沢山ある中で、1つ挙げれば、「キレイに切断する」技術があります。一般的に鉄の切断では、「ノロ」などの、削りカスのようなものが切断面に付着してしまう。そこでメーカーさんは、カットした後、切断面を磨いて付着物を除去しています。これに対して、当社のレーザ切断機では、切断しようとしている面の形状に合わせてレーザ照射をすることで、付着物が発生しにくい、キレイな切断面になるようにカットします。メーカーさんは磨く工程を省くことができ、コスト削減や納期短縮に繋がる技術です。
 
このような顧客貢献度の高い独自技術は、営業職だけでなく、製造現場や開発現場で働く社員も、お客様の工場へ出向いて、お客様が抱える課題や期待する機能を把握して、技術開発に活かしているからこそ、生まれたもの。お客様のお役に立って初めて「機械を納めた」と言える。それが、日酸TANAKAの全社員に共通するマインドだと思いますね。

──製造職や開発職であっても、お客様先へ出向いてニーズを把握することがあるのですね。

その通りです。日酸TANAKAで活躍している人は、モノづくりに対して熱意があるのは大前提として、「人や社会のために役立ちたい」と考えている人が多いと思います。自分が今、携わっている仕事が、最終的に何の役に立つのか。そのことを十分に理解して、その最終目標に向かって努力しようとするタイプが活躍していますね。反対に、人から与えられた作業をただこなすばかりで、「何のための仕事なのか」を考えられない人は、日酸TANAKAの社風に合わないかもしれません。
 
全社員が「お客様の役に立ちたい」と考えているからこそ、営業職の社員が新型機の開発で意見を出し、それが採用されるケースもあります。例えば、2022年にリリースした最新鋭のレーザ切断機。漆黒のボディ表面に、機種名のロゴがLEDで輝く、近未来的なデザインになっています。通常、工場に据え付ける機械について、「見た目」を重視することはありません。でも、当社の営業がお客様先で、「今、若い人財の採用・定着が課題になっている」「カッコ良い機械があると、若いメンバーの士気が上がる」という話を聞き、開発部門に「斬新なデザインにして欲しい」と要請。実現に至ったのです。

海外への飛躍を次の企業成長の原動力に

──部署や職種の垣根を超えて、協力し合う風土があるのですね。では、そうした風土を基盤に、今後どのように企業成長を遂げていくのか、戦略を聞かせて下さい。

海外市場に大きな可能性を感じています。当社が製造する機械は大きな設備投資を必要とするものが多く、日本よりも経済成長率の高い国の方が、需要が見込めるからです。これまでにタイ、中国、アメリカに現地拠点を設けて、販売とメンテナンスを手掛けています。更に2022年にはベトナムにも駐在員を派遣。マーケティング活動を行っているところです。ベトナムは、アジアの中でも群を抜いて成長率が高く、今後はインフラ整備が加速していくことが予想されているので、当社の商品のニーズも大きくなっていくと考えています。
 
また、海外展開を進めていく中で、当社の事業に関連する製品やサービスを手掛ける海外企業との協力関係を構築。海外の優れた製品・サービスを日本のお客様に提供する計画もあります。
 
更に、切断機の製造に伴って培った、ガス制御技術を応用して、異分野の市場を開拓していくことも検討しています。例えば、農業分野。作物の光合成を促進して収穫量を増やすために、温室内に設置する炭酸ガス発生装置が考えられます。他に、美容分野も有望かもしれません。炭酸ガスによって体内脂肪を分解する機器を開発する構想があるからです。こうした新ビジネスを推進していくために、若い感性を持った、新しい人財にどんどん入社してもらい、仕事をお任せしていく方針です。

──良く分かりました。最後に、求職者へのメッセージをお願いします。

この記事を読んでいただき、少しでも日酸TANAKAに興味を持っていただけたなら、ぜひ一度、埼玉県三芳町にある当社へ、お越しいただきたいですね。本社オフィスに隣接して工場もあるので、そこを見学していただければ、私達のモノづくりに対する熱意を、直に感じていただけると思います。そして、共感できた方に、ご応募いただければ嬉しいです。皆さんに、お会いできる日を楽しみにしています。

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