ライジングシステムを知る
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【成功PJチーム座談会】
金融システムの豊富な実績を基に、官公庁のオープン系開発を完遂

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プロフィール

■永島 博之(取締役 ソリューション事業本部長)
■A.M(中途入社16年目/エンジニア)
■H.M(新卒入社7年目/エンジニア)
■H.A(新卒入社6年目/エンジニア)

メガバンクや大手保険会社を含む金融系のシステム開発を、SESの形で引き受けることで、成長を遂げているITベンチャー、ライジングシステム。同社では、ベテランエンジニアと若手エンジニアを組み合わせたチームで1つのプロジェクトに携わるケースが多い。その点で、経験の浅い若手であっても、自社のエンジニアを1人で現場に送り出すことが良くある、他のSES企業とは一線を画している。今回は、官公庁が発注するオープン系システムの開発プロジェクトに携わった4名のエンジニアに集まってもらい、座談会を企画。プロジェクトの成功秘話を語り合ってもらった。

国策の推進に貢献するプロジェクトを手掛けた

──最初に、このチームで手掛けたプロジェクトの具体的な内容を教えて下さい。

永島 国が推進する制度改正に伴って、ある官公庁さんが、一般の人達や企業の担当者がアクセスするシステムを開発することになって。この座談会に参加しているライジングシステムのエンジニア4名と、他社さんのエンジニア6名による総勢10名のメンバーで、プロジェクトチームを組成。約1年半の工期で、つい最近、リリースにこぎ着けることができました。私は要件定義に携わった後、ライジングシステム側のチームリーダーとしてマネジメントを行いました。
 
A.M 今回、官公庁さんと私達ライジングシステムの間に、システム会社さんが入ってくれていたのですが、その会社さんと永島さんは、何度も一緒に仕事をしていた。それで、永島さんへ「強固なセキュリティが必須の銀行系システムの実績が豊富なライジングシステムさんなら、安心して任せられる」と、仕事を依頼していただいた。私自身、金融系システムで実績を積んできているので、永島さんがこのチームにアサインしてくれました。プロジェクトでは、官公庁のデータベースとオープン系システムをつなぐ、バッチ処理の担当でした。
 
H.M 私の場合、このプロジェクトチームへの参加を自ら志願しました。それを永島さんが快く受け入れてくれて。「オープン系システムに携われる絶好のチャンスだ」と考えたからです。これまでずっと、銀行のクローズドなシステム開発に携わってきて、「SpringFrameworkを使ったWebシステムの構築を手掛けたい」と思っていたので。プロジェクトでは、フロントエンドの業務を担当しました。
 
H.A H.Mさんと一緒に、フロントエンドを担当しました。私は、これまでの経験から、JAVAを使うことには慣れていて。そのため、今回のプロジェクトでは、このチームが本格的に動き出す前に、先行してフロントエンドの設計の役割を任されました。その時は、プロジェクトの上流から下流までを見通して、例えばテスト稼働の際のチェックリストまで作成。チームのメンバーに共有して、プロジェクトの仕事の質を高めるように努めました。

リリース後のバグ発見はゼロ

──それぞれの経験を考慮した、バランスの取れたメンバー構成ですね。では、ベテランの永島さんとA.Mさんにお聞きします。このプロジェクトに携わる中で、一番、「お客様のお役に立った」という手応えのあったエピソードを聞かせて下さい。

永島 何と言っても、リリース後、一度もシステムにバグが見つからなかったことですね。お客様にとても満足していただきました。明確に「成功したプロジェクトです!」と言えるのは、それがあるから。
 
このプロジェクトの前のプロジェクトで失敗したことなどを生かし、「このプロジェクトを進める中で、どのような問題が起きるか」を、かなり高い精度で予測しました。そこで、「起きやすい問題と防止策」をまとめたQ&Aのような資料を、プロジェクトメンバーに共有。皆がそれを参考にプロジェクトを進めてくれたことが、質の高い成果物を提供できた理由だと思います。
 
A.M 永島さんが用意してくれたQ&Aは、大いに参考になりました。人によって設計のやり方やプログラムの書き方は違うもの。今回、皆が共有する指標があったからこそ、プロジェクトの成功に繋がったのだと感じています。

──では、今度は若手エンジニアのお二人にお伺いします。このプロジェクトの中で、エンジニアとして一番、自己成長できたエピソードをシェアして下さい。

H.A 上流から下流まで一気通貫で手掛ける自社チームの中で、重要な役割を果たしたことで、システム全体の理解に繋がったことです。私は、チーム内で最年少ですが、新卒入社してからずっとこの現場にいるため、経験は長い。ですから、リーダーの永島さんが「どのようにプロジェクトを進めようとしているか」を良く理解できました。その上で、メンバー全員の成果物の品質が向上するように、永島さんをサポートしていった。
 
ですから、今までの経験の中で、一番、「プロジェクトの成功に貢献した」という実感があります。それに加えて、プロジェクトが終わった後も、「メンテナンスのためにH.Aさんは現場に残って欲しい」と、お客様に指名していただけた。エンジニアとして、とても光栄なことですし、嬉しかったですね。
 
H.M 私の場合、技術面の成長を強く感じました。これまで手掛けてきた銀行のシステムは、データベースは階層型、プログラミング言語はCOBOLを使って作業することが多かった。今回、初めてSpringFrameworkとJAVA、リレーショナルデータベースを使い、新しいスキルを身に付けることができました。それに加えて、今まで携わってきたプロジェクトは既存システムの追加や改修がメインだったので、今回、システム全体を新しく作る経験ができ、エンジニアとして引き出しが増えましたね。

──自社メンバーのチームでプロジェクトに携わることが多い“ライジングシステム流”が、若手エンジニアの成長に繋がっている訳ですね。では次に、皆さんがライジングシステムに入社するまでのキャリア・ヒストリーを聞かせて下さい。

永島 私は大学で情報システム科に所属。卒業後は、主にSES事業を手掛けるIT企業で、エンジニアとして働いていました。ある現場で、ライジングシステムの社長の長谷川さんと一緒に仕事をする機会があって。「ライジングシステムにジョインしないか」と誘っていただいたのです。エンジニアとしての長谷川さんの能力を尊敬していましたし、メガバンクを始めとする金融系のシステム開発に豊富な実績もある。「エンジニアとしての専門性と技術力を高められる」と思い、入社を決めました。
 
A.M 私も同じ様な経験をしてきています。「今後はIT業界が伸びていくだろう」と思い、学校でプログラミングを学んで。卒業後は様々な現場が経験できるSESの会社に入社しました。私の場合、ある現場でライジングシステムの役員の方と知り合って、入社のお誘いを受けました。その方と話す中で、「ライジングシステムはとても自由な風土の会社だ」と感じて、入社を決めました。
 
H.M 私は新卒入社です。大学は情報システム科で、「プログラミングの授業が楽しい」と感じていたので、「自分にはエンジニアの仕事が合っているだろう」と。だから、就活はIT企業に絞りました。ライジングシステムに決めたのは、社長の長谷川さんに面接をしていただいた時、その優しい人柄に惹かれて。学生に寄り添って話をして下さったので、「人財を大切にする会社だ」と思って決めました。
 
H.A 私も新卒入社です。でも、実は大学は文系出身。就活は、モノづくりに携われる仕事に興味があって、幅広く職を探していました。ライジングシステムは、大学のキャリアセンターから紹介を受けたことで、知りました。会社説明会でお会いしたのが永島さん。同じ大学の先輩でもあり、凄く親身に話をして下さって。その後の面接は、社長の長谷川さんが担当してくださったのですが、一学生の話を真剣に聞いてくれる、その優しい人柄に触れ、「上に立つ方々がこのような雰囲気なら、きっと働きやすい環境だろう」と感じて、入社を決めました。

“ハイブリッドなエンジニア”を目指します!

──皆さん、様々な縁で、ライジングシステムにジョインしているのですね。では最後に、今回のプロジェクトの経験を踏まえて、それぞれどのようなエンジニアに成長していきたいか、今後の目標を聞かせて下さい。

H.A マネジメントができるエンジニアになることです。そのためは、更に経験を積んで、エンジニアとしての視野を広げていくことが大事。知識を増やして、お客様や後輩から頼られる存在になりたいですね。
 
H.M 銀行のプロジェクトでメインフレーム、官公庁のプロジェクトでオープン系と、両方を経験できたので、どちらもこなせる「ハイブリッドなエンジニア」になりたい。そうした人財は周囲にいないので、自分の強みにしていきたいですね。また、言われたことをこなすだけでなく、お客様に提案できるようなエンジニアになりたいと思っています。
 
A.M 私は、金融のプロジェクトを軸に、幅広く提案できるエンジニアになることを目指しています。現在、金融のシステムは汎用系が中心ですが、これからオープン系に切り替わっていきます。今回のプロジェクトの成功例をもとに、金融のオープン系システムの受注を増やしていくことに貢献し、ライジングシステムの売上アップに繋げたいですね。
 
永島 ライジングシステムの経営陣の一人として、若手が活躍でき、自己成長を支える環境を整えていくことが目標です。今後は更に研修や勉強会のレベルをブラッシュアップしていきたいと思っています。

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