社長、今日も語ります
トーコの取材ノート

その顧客データ、正しく活かせてる?

〜社長に聞く、顧客データを活かす3つのステップ〜
トーコの取材ノート社長、今日も語ります
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こんにちは。バックオフィスで働くトーコです。
もう来週には12月☃︎
本当に年々月日が経つのは早いですね。そして今日もまたコラムを✎....


✦ Column written by Re/CTO✦ 2025/11/28

山ほどある顧客データ、どう活かしていいかわからへん……

ー うち、顧客データは山ほどあるんやけど……正直どう活かしたらええのかわからへんねん。

今回ご相談いただいたのは、数店舗のガソリンスタンドを展開する4代目社長さん

相談内容 ◤ 顧客データの活用方法がわからない ◢

笑顔がチャーミングで、いつも元気いっぱい。私の中では“歩くビリケンさん”(怒られますね…笑)。

現場にも頻繁に顔を出される、「現場に強いタイプ」 のお人柄です。
でも、その分 IT には がつくほど弱い!(笑)

ー ほんまにこの手の話、苦手でね……

と腕を組んでおられた姿が、なんともかわいらしかったです。


☆★☆☆★☆☆★
技術より、まず会社を理解してくれた
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AI・IoT事業部
☆★☆☆★☆☆★

◆ ガソリンスタンドは“データの宝庫”なのに……

スタンドって、実はデータがめちゃくちゃ集まる業態なんです。

例えば.....

====
給油履歴、会員カード情報、車検・洗車・オイル交換の履歴、来店頻度、車種・ナンバー・地域属性、店舗ごとの売れ筋、POSデータ、キャンペーン反応など
====

ー 給油履歴も、車検の案内も、来店頻度も……全部データはあるんです。でも、どう活かしたらいいのかサッパリなんですよ。

わかる……!
私も昔は「データって何者?」って思ってたので、その気持ちすごく理解できます。
でも、ここからが本題。


クライアント社長との打ち合わせの後日、いつものようにコーヒー片手に社長(以下 本田)のデスクへ。
「例のガソリンスタンドの社長さん、どうだったんですか?」と聞いてみたところ、本田が笑いながらこう言ったんです。

ー トーコ!クライアント社長は“データの使い方のイメージ”がなかっただけやねん。宝はめっちゃ持ってたんよ

そこから聞いた話が、めちゃくちゃ面白かったんです!


見えてきたのは " よくある2つの落とし穴 "

☑︎ 落とし穴1:データが“点”で存在していて、線でつながっていない


・給油履歴はシステムA
・車検案内はシステムB
・洗車履歴は紙
・来店頻度はスタッフの記憶

と、、、バラッバラ状態。

ー 点のままやと、どれだけデータあっても“ただの数字の羅列”なんよ


それをクライアント社長に伝えたところ、「うわ……まさにそれや……!」と反応が返ってきた様でした。




☑︎ 落とし穴2:“見る文化”が根付いていない

忙しい業態なので《今日も後回し》《見る余裕がない》《感覚で動いてしまう》。
これ、スタンドだけの話じゃなくて中小企業あるあるなんですよね。

ー 経験に頼るのは悪くない。でもこれでは“ 再現性 ”が作れない状態


これ、いつも深い…。

そこで本田が提案をした3つのステップをご紹介します

▼ ステップ1:まず、データを“一か所”にまとめる

まずはバラバラのデータをひとつの画面で見えるようにする

ー 「何をどう使うか」はその次でいい

そう本田が伝えると、クライアント社長は目をまんまるにして「え、そんな簡単なことからでええんか?」…と拍子抜けしていたそうです。




▼ ステップ2:次に“売上につながる人”を可視化する

どういうことかというと....

◆―――――――
・車検が近い人
・来店頻度が落ちた人
・オイル交換だけ来る人
・一度離れたら戻ってこない人
・スタンドをまたいで使う人
―――――――◆

これが見えると、『今、誰にアプローチすれば売上が伸びるか』が一瞬でわかる画面になるんです!!

「営業がめっちゃ楽になるやん……」とクライアント社長は、ボソッと言われたそうです(笑)




▼ ステップ3:最後に“現場が絶対に使える”操作にする

これが本田の真骨頂!

◆―――――――
・ボタンは最小限
・専門用語なし
・直感で押せる画面
・操作はスマホでもOK
・入力項目は必要最小限
・見てもらう画面は“1〜2つだけ”に絞る
―――――――◆

ー いつも言ってるけど、システムが人に寄り添わな意味ない。色々入れるのは最初はご法度!

この提案には、クライアント社長も納得の表情だったそうです。(トーコはこの状況目に浮かびます笑)

最後にクライアント社長が言った

▼△▼△▼△▼△▼
難しいもんやと思い込んでたけど……
こんなシンプルでええんやなぁ
▼△▼△▼△▼△▼

シンプルな言葉なんだけど深い。システム開発はこうあるべきなんです!
使えるイメージ ” がついた瞬間って、みんな表情が変わるんです。この瞬間を見れるのが開発の魅力だと思っています。


❁相談したい方はお気軽にLINEからどうぞ❁

❁今日のまとめ❁



データは、集めただけでは宝にならない。使って初めて “ 利益を生む資産 ” になる。


クライアント社長のお話を聞いて改めて思いました。
「難しそう」「自分には無理」そんなイメージが邪魔しているだけで、データって本当はもっとシンプルに扱えて、現場の味方にだってなってくれる。
必要なのは、“ ちょっとした整理 ”と“ ちょっとした見方のコツ ”だけ。

「なんや、これならできそうやなぁ」と笑ったあの瞬間、データが数字から “道具” に変わった気がしました。
データの本当の価値って、きっとこういうところにあるんだと思います◡̈



/// 同じように悩む方の少しでも何かのヒントになれば.... ///
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