■R.Y(販売企画部 東京支店 販売1グループ 主事)
※本記事は2023年3月時点での情報です。
設立から73年という歴史を誇る商社・日新商事。主要取引先にENEOS、ブリヂストン、JERAといった大企業グループが名をつらねる東証スタンダード上場企業だ。石油燃料を始め社会に欠かせないエネルギー分野に軸足を置くことで、安定した経営基盤を持つ。一方で、同社の営業は、取引先のニーズに応じて、石油製品だけでなく、様々な商品・サービスを提案できる、大きな裁量がある。そこで今回は、大規模なITサービスの提供案件を成功に導いたR.Yを取材。日新商事の営業としてのやりがいや、活躍するための秘訣を語ってもらった。
私が所属している部署では、燃料油や潤滑油など、石油関連製品を担当。中でも、石油の元売りとして世界でも有数の大手であるENEOSさんの商品を数多く手掛けています。現在、私がメインで取り扱っているのは、そのENEOSさんが展開するITサービス。自社で車両を多数、抱えている企業向けに、その車両が給油やメンテナンスでENEOSのサービスステーションを利用する場合、全てカード決済にして、その経理業務を管理部門がWeb上で一括管理できるようにするものです。
先日、私は営業担当として、誰もが知っている大手コンビニエンスストアさんに、このサービスを導入していただきました。このコンビニチェーンでは、店舗への商品の搬入などで、約5,000台の自社車両を稼働させています。このサービスを導入したことで、全ての車両の運行状況を本社で一括管理できるようになった上に、給油やメンテナンスに掛かった費用の請求などの手間を大幅に削減。私達が日常的に使うコンビニの物流をより効率化するお手伝いができて、営業として大きなやりがいを感じた案件でした。
商談では、2022年に国が電子帳簿保存法を改正したことを受け、「今がペーパーレス化を一気に進めるチャンスでしょう」とアピール。デジタル化が進む時代の流れも追い風になりましたね。
また、日新商事では、ENEOSさんのサービスステーションの運営を多数、引き受けています。私達にとっても、このITサービスが普及すると、サービスステーションのお客様への請求や決済の業務がデジタル化でき、コスト削減に繋がる。以前は、当社発行の給油カードを法人で利用されるお客様へ発行する請求書は、1ヶ月に段ボールで5箱分。それが、このサービスの導入企業が増えたことで、今では1箱に収まる程度に。請求業務に掛かっていた印刷費、郵送費、人件費も5分の1になった訳です。「会社の売上アップとコストダウンの両方に貢献できる」という意味でも、このサービスの営業に、大きなやりがいを感じています。
私は日新商事に新卒で入社して、今年で13年目を迎えます。大学時代は経営学を専攻。商業や貿易について学んでいたので、就活では商社をメインにアプローチしました。そして合同説明会で、日新商事に出会いました。エネルギーという社会の根幹を支える分野を扱うことに興味を持ったことに加えて、「どこよりも親身になって就活生の話を聞いてくれる会社だ」と思ったことが決め手になって、入社を決めました。
例えば、一次面接を担当して下さった人事の方が「いつでも質問したいことがあれば声を掛けて下さい」と。後日、少し気になったことがあったので、「質問のために明日、お伺いさせて下さい」と電話したら、すぐにOK。翌日、夕方から夜に掛けて、まだ内定も出ていない学生である私一人のために、3時間近くの時間を割いて、丁寧に質問に答えてくれました。もう、何を質問したのか覚えていないのですが(笑)。でも、それだけ親身になってくれたことは鮮明に覚えていますし、今でも感謝していますね。
入社してからも、「1人の仲間に対して、周囲が徹底的に寄り添ってくれる」という日新商事の社風を日々、実感しています。例えば、営業成績が伸び悩んで、私が行き詰まってしまっていた20代後半の頃。先輩が「Yは、周囲に迷惑をかけないように気を遣いすぎるところがある。もっと自分のことを考えて仕事すれば良い」とアドバイスしてくれました。それが凄く励みになり、「まずは自分の営業成績を伸ばすことに集中しよう!」と。結果、成績がアップし、自信が付いたことで、周囲にも好影響を与えられるように。自己成長に繋がりましたね。その先輩とは、今でもプライベートで食事に行く仲で、私の面倒をずっとみてくれています。
他に、自己成長に役立ったことは、会社によるスキルアップ支援です。例えば、工場などで使う潤滑油のセールスパーソンの中で、最高水準の知識・ノウハウを習得した人財のみに与えられる「ルブマイスター」という資格を取得するに当たり、研修を受けさせてもらいました。
この資格はENEOSさんが運営しているもので、必要な研修を全て修了した上で、年1回行われる認定試験に合格する必要がある。その合格率は2割程度という、難関資格です。それに合格できたことで、自分が持つ知識の量や質に自信が付きましたね。また、研修でENEOSさんの提案営業のノウハウも学べたので、営業としてのスキルも向上できたと思います。
また、社内の研修も充実していて、例えばロジカルシンキングを学んだことが、自己成長に繋がりました。営業として、お客様が抱えている問題点を見極めるとともに、それを解決するための提案を企画する思考ができるようになったと思います。他には、同年代のメンバーを集めたグループワーク研修も刺激になりました。既にマネジメントを経験している人から、どのようにしてマネージャーに昇進したのか詳しく聞くなど、参考になることが多かったですね。
日新商事で活躍している人には2つの共通点があると思います。1つ目は、素直に人の意見を聞いて、真面目に取り組めること。2つ目は、チームワークを大事にすることです。これから入社する人は、是非この2つのポイントを意識して欲しいですね。
私自身は、40歳までには課長職になることを目標にしています。今35歳ですから、5年後ということになりますね。その先は5年後に支店長、さらに5年後には部長職と、着実に昇進していきたい。というのも、少し前に結婚したので。今は共働きですが、子供を授かったら、私一人の稼ぎでも生活できるだけの収入が必要です。大黒柱としての経済力をつけて、しっかりと家庭を守っていきたい。日新商事は目標を持って頑張っている人を評価してくれる会社です。地道にコツコツと努力を重ねて前進していきたいですね。
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