滝沢 健次(経営企画室 開発チーム)
入社年:2020年/中途
出身大学:拓殖大学工学部情報工学科(中途退学)
趣味:ゲーム、読書
雑誌『ベンチャー通信』の発刊で創業し、さまざまな事業を生み出し続けているイシン。最近では、新たなオンラインサービスも次々と立ち上がっている。ここでは、こうしたサービスの自社開発・運用を手がける、経営企画室 開発チームの滝沢健次を取材。多くのシステムやゲームの開発に携わり、イシンに入社する前はフリーランスのエンジニアとしても活躍してきた滝沢に、入社の理由や会社の魅力などについて語ってもらった。
イシンが提供する各種オンラインサービスのスクラッチ開発や保守・運用を行っています。現在はおもに、採用オウンドメディアサービスの『HIKOMA』、海外スタートアップ・イノベーション情報ポータルサービスの『BLITZ Portal』、自治体向け資料請求サービス『RABAN』の3プロジェクトを手掛けています。イシンでは以前より、雑誌で掲載したコンテンツをWebサイトで掲載するサービスも手掛けていますが、バックエンドの開発部署が無かったため、私が入社した2020年に、自社のオンラインサービスを内製化するこの開発チームを立ち上げました。当初は経営企画室長と私の2名だけの部署でしたが、少しずつ仲間を増やし、現在は業務委託のスタッフを含め5名が働いています。
高校生の頃からプログラミングが好きで、Webサイトやゲームを開発してきましたが、はじめて就職したのは医療系のシステム会社で、そこではWEBシステムの開発を手掛けました。その後は、ゲームのデベロッパー会社に転職。当時全盛期だったフィーチャーフォン向けソーシャルゲームの開発に携わりました。ゲームの企画から始まり、高負荷処理に対応した設計、開発予算・サーバ予算の確保、配信プラットフォームの選定、ゲーム・APIの実装、複数デバイスのテスト、監視体制の構築、難易度やレベリングのバランス調整、クオリティ調整、広告出稿の選定、売上目標の設定――。プロジェクトマネージャーの仕事も含め、幅広い業務を経験しましたね。その後は、大手の書店グループ内の派遣エンジニアとして働き、フリーランスに転向。ECや多言語化の開発を手掛けたほか、省庁の入札案件の補助事業にも開発責任者として関わったこともありました。
イシンとかかわることになった最初のきっかけは、私が契約していたエージェンシーから、イシンの開発案件を紹介してもらったことでした。2019年の春、当時立ち上がったばかりの採用オウンドメディアサービス『HIKOMA』の開発に、業務委託のカタチで参画することになったのです。
このサービスはもともと、開発会社に発注していたのですが、イシンにバックエンド開発の経験者がいないこともあり、スケジュール通りスムーズに進んでいるとは言えない状態でした。そんななかで、開発会社が設計したプログラムに、セキュリティインシデントが起こりうるバグを私が見つけて。私のそれまでの経験上、このようなバグが見つかったときには、発注する側は感情的なクレームを出したり、契約を打ち切ったりしてしまうこともありました。
しかし、イシンの社員は違いました。開発が未経験ながらも、開発会社ときちんと向き合い、その後の対応を冷静に進めていったのです。相手に非があっても、感情的にならず、パートナー企業と一緒に課題を解決しようとする。そんな姿に、イシンが行動指針のひとつに掲げる「至誠」を感じましたね。
私はイシンのオフィスに常駐しながら、「全体会議」といった場で行動指針を語る社員の話を度々聞く機会があったのですが、社員全体が、会社が掲げる価値を大切にし、実践していると感じることは多くありました。仕事に真剣に向き合う、やる気のある社員が非常に多いので、こちらも負けじと気が引き締まりましたね。こうした環境のなかで、イシンの新しいチャレンジに、エンジニアとしてこれからも貢献していきたい。そんな想いが強まって、業務委託から正式に入社することを決めました。
業務委託のときから感じていた社員の熱量の高さは変わることなく感じています。このほか、さまざまな仕事を任せてもらい、チャレンジをさせてくれるところも大きな魅力ですね。
たとえば、エラーログ取得ツールの導入や、構築経験のないサーバレス環境の導入など、システム会社なら前例に習いがちな部分も、躊躇なく最新技術の導入をさせてもらっています。「Salesforce」の社内アプリの開発であったり、クローニングツールの開発であったり、プロトタイプ開発の機会も与えてくれ、社員のチャレンジを大切にしてくれる企業文化を体感しています。
エンジニアと、ほかの事業部が楽しく仕事をし、イシンとしてすばらしいサービスを一緒に提供できる環境をつくっていきたいと考えています。システム開発には、馴染みのない専門的な用語や概念もありますが、積極的にコミュニケーションを取りながら、こちらから新しい機能の実装を提案することも多くあります。まずは、喧々諤々とした話し合いを通じて、関係者全員が納得できるものつくりあげる。そこから、イシンのプロダクトとして、世の中に価値を提供していきたいです。
コロナ禍が続く現在は、リモートワークを主としながらも、月に1回は顔をあわせてコミュニケーションを取れるような働き方も模索しているところです。事業の発展に貢献したいエンジニアと一緒に仕事ができることを楽しみにしています。
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